朝倉未来「試合前の国家斉唱とかなし」と反発! 平本蓮は手越祐也に「今からでも辞退して」と抗議
一方、試合の“主役”の1人である朝倉は、20日午後7時台にXで「俺はRIZINフェザー級のベルトを取りに行くから、あのベルトはいらない 盛り上げるために気を利かせてくれた運営には感謝します 試合前の国家斉唱とかはなしにしてください リングに上がったらすぐ戦いたい」と、自身の思いを表明。
同日午後9時台には、対戦相手の平本もXで「国歌斉唱、手越だけはやめてください」「それなら朝倉未来の君がいればを聴きたいです 対応よろしくお願いします」などと、率直な意見を発信した(現在は閲覧不可)。
さらに平本は、手越のXにDM(ダイレクトメッセージ)を送ったことを、自身のインスタのストーリーズ(24時間限定公開)にスクリーンショットを載せて報告。
手越がかつてレギュラー出演していたバラエティ『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)を見ていたと前置きしつつ、「ファンなので本当に国歌斉唱をやめてください この試合に余計な飾りは入りません。今からでも辞退してください。物語があなたのせいでたるんでしまう。ファンなのに憎しみを持ちたくないです。絶対に国歌斉唱は辞退してください よろしくお願いします」と抗議した。
「選手2人の投稿を受け、手越が国歌斉唱をすると報告したインスタ投稿のコメント欄にも、『朝倉も平本も国歌斉唱やめてって言ってたよ』『辞退して。戦う朝倉・平本、格闘技ファンが願ってる』と、ネガティブな書き込みが寄せられていました。ちなみに、この一件に関連しているのか、平本は21日午後4時台にはXで『盛大に怒られました』とつぶやいています」(同)
手越祐也、反発の声を受け「望まれていないのであれば」と国歌斉唱を辞退へ
そして22日午後2時台、「RIZIN FF OFFICIAL」のXアカウントは「朝倉未来 vs. 平本蓮戦における国歌独唱の件に関して」と題したお知らせ文を掲載。「弊社としてはこの一戦が少しでも世間の耳目を集め、より多くの方々に見ていただく方策として、このようなオファーをし、手越さんにはご快諾をいただいておりました」と説明しつつ、「しかし、事前に我々から選手サイドへの説明不足もあり大きな反発を招くこととなってしまいました」と、今回の騒動の経緯を記した。
加えて、「選手からの一方的な発信に乗じた人たち」から、手越への誹謗中傷やヘイトメッセージがSNSで送りつけられる事態になったとして、「多大なるご迷惑をおかけすることとなりました。本当に申し訳なく思っております」と手越に謝罪。
そして、運営サイドが急きょ話し合いの場を設けた結果、「手越さんからは『あくまで試合や選手が主役。ボクは少しでもそれを盛り上げられればという思いで引き受けた。しかし、それが望まれていないのであれば今回の国歌独唱は辞退させてほしい』というお話をいただきました」と報告し、「手越さんや手越さんのファンに悲しい思いをさせてしまったことを押し通して、これを完遂するという判断には至りませんでした。本試合における国歌独唱は取りやめさせていただければと思います」とアナウンスした。
なお、手越からは「それでも朝倉未来選手と平本蓮選手の試合は、変わらず注目をしているし、二人には最高の試合をしてほしいと思っています」と、寛大な言葉をもらったとのこと。運営側は「手越さんへの誹謗中傷やヘイトはおやめください」と呼びかけ、彼の国歌独唱を期待して配信のPPV(ペイパービュー)を購入したファンには返金対応を行うと発表した。
配信: サイゾーウーマン