猫家族からも愛される穏やかな日々を掴んだ
現在、飼い主さん宅ではチョビくんを含め、全5匹の猫ちゃんが生活中。他の猫ちゃんと暮らす中で、チョビくんは社会性が身についただけでなく、お行儀もよくなり、同居猫のご飯を奪わなくなりました。
「ニャンニャン鳴いて催促するところだけは、変わっていません。モコモコした部屋着や毛布を揉みながら、チュパチュパとしゃぶる癖も昔のままです」
年齢も性別も様々な愛猫たちが快適に暮らせるよう、飼い主さんは高低差を意識したキャットウォークや棚をDIY。猫たちが移動できる場所を、可能な限り増やしました。
元気な姿を見るたびに喜びがこみ上げる
社交性があるチョビくんは同居猫とプロレスごっこをすることも。子猫の時、母親代わりになってくれたフユくんとは今もよく一緒に行動し、添い寝をすることもあります。
とにかく、生きてくれてよかった。チョビくんの元気な姿を見るたび、飼い主さんの心にはそんな喜びがこみ上げてくるよう。
「空腹や寂しい思いをたくさん経験したと思うので、そういったこととは無縁の幸せな暮らしを守り続けていきたい。甘えん坊で元気な姿を見ると、私自身、元気を貰えるので産まれてきてくれて感謝です」
命が存在していることに、ありがとうと言ってくれる飼い主さんとの暮らしはチョビくんにとって幸せなものであるはず。生きていてよかったと思えるニャン生を、これからも歩んでほしいものです。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
配信: 女子SPA!
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