居酒屋さんでガッツリ食べても太らない「食べ方」

居酒屋さんでガッツリ食べても太らない「食べ方」

“がまんするダイエット”で挫折を繰り返していませんか? 管理栄養士の伊達友美さんも、かつてはそうでした。が、食べてやせる「プラス栄養メソッド®️」をベースに20kg減量に成功、30年以上も食事カウンセリングを続けています。伊達式の「太らない食べ方」とは?(以下、著書『夜中にラーメンを食べても太らない技術』をもとに再構成)

居酒屋での鉄則は「原型に近いもの」を選ぶ


友だちや職場の飲み会で居酒屋に誘われた時、ダイエット中だから断る、またはロクに食べない…という人はいませんか? そんな必要はありません。

意外かもしれませんが、居酒屋は代謝を上げて太りにくい体をつくるメニューの宝庫です。選び方のコツは、加工食品ではなく、原型に近いものを選ぶこと。これは居酒屋に限らず、ダイエットの鉄則です。

例えば焼魚。とくにほっけなどの骨付きの大物は食べるのに手間もかかるため、早食いを防ぐことができます。ゆっくり味わって食べれば、少しの量でも満足感が高まります。また、弾力のある身をよく噛むことで十分な唾液の分泌を促し、消化効果が高まるのです。

肉ジャガは、実はお勧めメニュー

また、肉ジャガもお勧め。肉ジャガに含まれるジャガイモは炭水化物抜きダイエットの流行で「ダイエットの敵」と思われがちですが、炭水化物ならなんでもすべて「悪」と考えないでください。

それどころか、ジャガイモなどのイモ類は代謝を上げる栄養が豊富に含まれています。例えば、ダイエットに重要なミネラルの一つであるカリウム、糖分を分解しエネルギーに変えるビタミンB、そしてビタミンC、食物繊維など。

この食物繊維には、便秘を解消するだけではなく、コレステロールを整え、血糖値をコントロールする働きもあります。そのほか、ジャガイモ特有のポテトプロテインは、すぐに満腹感を得ることができて、食べすぎを防ぎ、肥満予防に効果を発揮するともいわれています。また、イモ類はもともと寒い地域で採れるため、体を温める効果に優れています。さらに、加熱してもビタミンCが壊れないのも魅力です。

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