東京都渋谷区にある神社「明治神宮」内にある「明治神宮ミュージアム」にて、明治天皇・昭憲皇太后御物を中心に清涼感ある品々を紹介する企画展「涼を呼ぶ美と文化」が、7月20日(土)〜9月23日(月)の期間開催されている。
明治神宮の歴史や日々の営みなども紹介
「明治神宮ミュージアム」は、明治神宮の御祭神である明治天皇・昭憲皇太后ゆかりの品々を末永く保存し、展示するために建てられた施設。鎮座百年祭記念事業の一環として、令和元年10月に開館した。御祭神の御遺愛品及び関係する収蔵品の公開のほか、明治神宮の歴史や日々の営みなどを紹介している。
ミュージアムの設計は、日本を代表する建築家の隈研吾氏が手掛けている。
暑さをしのぐために施された古来の様々な工夫
日本は、豊かな四季に恵まれ、自然を通して季節の移ろいを感じることができる。なかでも、厳しい暑さが続く夏、古来自然と共生しながら暮らした人々は、暑さをしのぐために調度や衣類に風通しの良い素材を用いるなど様々な工夫を凝らして涼を取り入れたほか、爽やかな色彩や風鈴の音色など五感から涼を感じとり夏を楽んだ。こうした工夫は日本ならではの夏の楽しみ方のひとつであり、現在にも受け継がれている。
配信: STRAIGHT PRESS