③絶対に知っておくべき!失敗しないナイフの正しい使い方が天才すぎた…!
アウトドアの重要なパートナーといえるのがナイフ。
近年、デザイン性は飛躍的に向上し、新素材の採用や設計技術の向上のおかげで選択肢が増えた。
そこで低山小道具研究家のモリカツこと森勝さんに、ナイフがどのように進化してきたかを教えてもらおう。
森勝(もりまさる)さん
低山小道具研究家。愛称はモリカツ。子どもの頃は秘密基地造りと探検、文具や小道具に夢中だった。
世界初や秘密という言葉に弱い。
近年のナイフ事情
アウトドアにおけるナイフの立ち位置は、マルチである。
薪の切断や草刈り、綱引きロープなどの切断、地面を掘り返すスコップの代わりに用いたり、調理器具としても活躍する。
しかしそのナイフのありようが、近年は次第に変化してきている。
いまやナイフの出番といえば、袋の開封、ゴミの裁断などがメインで、荒仕事が期待される場面はほぼない。
そのため、次第に小型で軽量なナイフが好まれるようになってきた。
サイズだけではない。ハンドル部に使用される素材やデザインにも時流がある。
初期のナイフは真鍮とウッドを組み合わせたハンドルが主流で、そのため重量感があった。
近年ではガラス繊維強化ナイロンなどがハンドル素材に用いられた軽量小型ナイフが人気を博している。
こうした機能面、設計面での進化が著しい一方、デザイン面では趣味性を反映する形で、懐古趣味的な流行も見られる。
既製品のハンドル部だけを取り替えられるオプションパーツも充実してきている。
配信: GARVY PLUS