手持ち花火の「ヒラヒラ」はちぎる?東西で線香花火が全く違う?|手持ち花火の種類や危険性についてもご紹介

手持ち花火やおもちゃ花火を楽しむときの注意点

手持ち花火やおもちゃ花火は、火薬を使用したおもちゃです。

取り扱いを誤ると事故につながる可能性もあるため、定められた使用法・遊び方を厳守しましょう。

手持ち花火やおもちゃ花火で遊ぶときの注意点をご紹介します。

花火に適した場所・時間を選ぶ

狭い場所で花火をすると、火花が人に当たってしまうかもしれません。

花火は、広く余裕のあるスペースで楽しんでくださいね。

またあまりにも遅い時間に花火を行うと、音や煙・話し声などが近隣の迷惑となることがあります。

遅くとも20時前後には終了し、片付けをして帰りましょう。

ゴミは必ず持ち帰ってくださいね。

なお花火に最適な場所として公園や河原などがありますが、地域によっては花火の使用が認められていません。

自宅以外で花火をする場合は、市区町村のHPなどで花火が可能かどうかを確認することが必須です。

風向きや燃えカスにも注意

花火をする際は、風向きに注意をしましょう。

向かい風の状態で花火をすると火花が手や足に飛んできて、火傷や服が燃える可能性があります。

線香花火でも火の玉が風で飛び、足などに落ちる場合があります。

線香花火の火の玉は800~1000℃ほどあり、とても危険です。

また、濡れた地面やバケツの水など濡れているところに線香花火の火の玉が落ちると軽く爆発したようにはじけ飛びます。

濡れた場所での線香花火には注意が必要です。

加えて意外と危険なのが、燃えカスです。

花火が終わったと思っていても、燃えカスは非常に熱く、触れることはもちろん、衣服につけば衣服が燃える可能性があります。

1分近く温度が下がらないものもありますので、危険です。

終わった後も花火を振り回したりせず、周囲に気を付けながら、バケツなどの水につけてしっかりと鎮火させてください。

決められた使用方法を守る

花火で遊ぶときは、パッケージ裏などに書かれた使用方法を必ず守りましょう。

花火を人に向けたり、振り回したりするのは厳禁です。

特に小さな子どもは、火の恐ろしさが分かりません。

大人がきちんと花火を管理し、子どもの安全を確保することが大切です。

▼先端の「ヒラヒラ」はちぎる!?

ススキ花火などの先端に「ヒラヒラ」がついているのを見ます。

この「ヒラヒラ」はちぎるように指示されていることがあります。

火をつけやすくしているのかと思った方も多いのではないでしょうか?

実は「火薬が出てこないようにする+デザイン」のためのものだということなのです。

使用方法で「ちぎる」とされているものは、「ヒラヒラ」が燃えている間に高温になり過ぎて、火薬が暴発する可能性もあるそうです。

ただし、ちぎらないように指示されていることもありますので、必ず使用方法をご確認ください。

花火のための準備を整えておく

花火で遊ぶときは、きちんと火を消したりゴミを処理したりできるよう準備を整えておかなければなりません。

花火とあわせて、必要なものを準備しましょう。

▼必ず準備すべきもの

水を入れたバケツ:使い終わった花火を入れて、完全に火を消す
ゴミ袋:完全に消火した花火を入れるものと、普通のゴミを入れるものを分けて用意する
着火用ライター:炎の大きさを調整できる、安定性の高いものがおすすめ
懐中電灯:手元を照らすのに必要

▼準備しておくと安心なもの

虫除けグッズ:蚊や虫の被害を避ける
ウエットティッシュ:手を拭いたり汚れを落としたりする
水筒:水分補給用。いざというときは花火にかける

なお服装は、半袖よりも長袖がおすすめ。

ただし気温の高い季節は暑苦しいので、臨機応変に対応しましょう。

まとめ

手持ち花火は、日本の夏を代表する遊びの一つ。
触覚・視覚・聴覚が刺激され、子どもにとっては忘れがたい経験となるでしょう。

ただし近年は規制が厳しくなっていて、どこでも気軽に花火を楽しめるというわけではありません。
家族や友人同士で花火を楽しむときは、場所選びや開催時間に十分注意してください。

なおご自宅の庭などで気軽に楽しみたい……という場合は、音や煙の少ない線香花火がおすすめ。
国産の線香花火は仕掛けも美しく、派手な花火にはない風情があります。

日本の伝統工芸を応援する意味でも、ぜひ今年の夏は国産の線香花火をチェックしてみてくださいね!

文/カワサキカオリ

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