インプラント治療と相性が悪い | 喫煙
喫煙によってしっかり固定できない
また、喫煙者はインプラント治療と相性が悪い傾向にあります。実はインプラントと顎の骨を固定するためには血流がとても重要になり、血流が悪いとインプラント治療が行えません。タバコを吸うことで発生する一酸化炭素と、タバコに入っている成分であるニコチンは血管を収縮させるため血流が悪くなってしまいます。そういった状態が続いていると歯茎が下がったり、骨を形成する力が低下してしまったりするため、インプラントをしっかり固定できないことが、治療が困難な理由です。
喫煙によって歯周病リスクが非常に高まる
また、同様の理由で喫煙者は歯周病のリスクが非常に高く、インプラントの治療を行ったとしてもその後のメンテナンスが難しくなります。そのため、喫煙者の方でインプラント治療を希望される場合は、一時的でなく本格的な禁煙を行うことが重要です。自身がインプラント治療を行えるか、まずは医師に相談することを心がけてください。
この記事を監修してくれたお医者さん
日本歯科医師協会認定医
越智英行
略 歴
昭和大学 歯学部 卒業/昭和大学大学院 歯学研究科 臨床系歯科麻酔科学 修了/昭和大学 歯学部 全身管理歯科学歯科麻酔科 助教/医療法人社団コンパス 常務理事
保有資格
歯科医師/歯学博士/日本口腔外科学会 認定医/日本外傷歯学学会 認定医
配信: 医科歯科健診コラム
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