映画「ポライト・ソサエティ」が8月23日(金)より全国公開されることを記念し、主演を務めるプリヤ・カンサラが来日。7月24日に行われたジャパンプレミアでは、天翔愛と天翔天音も登場し、3人でボリウッド風ダンスを披露する場面も見られた。
■姉のために陰謀を阻止するべく変わり者高校生が奮闘
本作は、アメリカ・サンダンス映画祭で批評家及び観客双方からの絶賛を浴び、英国インディペンデント映画賞では最優秀新人脚本家賞を受賞。アメリカのバラク・オバマ元大統領も2023年お気に入り映画に選出した、新感覚の青春バトルアクション映画。
ロンドンで暮らすリア(プリヤ・カンサラ)は、スタントウーマンになることを夢見る高校生。学校では変わり者扱い、親からも将来を心配される彼女は、芸術家を志す姉・リーナが唯一の理解者だった。そんなリーナがある日富豪の息子であるプレイボーイと恋に落ち、まさかの急展開で彼と結婚し海外へ移住することに。
だが、彼の一族に不審な点を感じ取ったリアが独自に調査を開始すると、その結婚の裏にはとんでもない陰謀が隠されていた。これを知ったリアは姉を救うべく、友人たちと共に結婚式を阻止しようと立ち上がる。
■プリヤ・カンサラが主演に抜てきされた経緯を告白
今回のジャパンプレミアが初来日となったプリヤは、「本作の鮮烈な印象をイメージした」というインドの伝統衣装の一つ、華やかなレヘンガを着用して登場。劇中でも同様の伝統衣装を着用してアクションやダンスシーンをパワフルにこなした彼女は、当初オーディションを受けたのは違う役だったものの、監督の強い希望により主役を演じることになったと告白。
そして、「この作品に参加するまで武術は全く未経験」「撮影にインするまでの2カ月間で回し蹴り、ワイアーアクションを学ばなければならなかった」と撮影における苦労を語りながらも、「とても楽しかったので、いまだに学んでレッスンを受けている」と明かした。
■伝統衣装を見にまとい、天翔姉妹が登場
この映画のテーマの一つである“シスターフッド”にちなみ、日本を代表するアクションスター・藤岡弘、の愛娘である天翔愛・天音姉妹が特別ゲストとして登場。2人は、プリヤと同様にインドの煌びやかな伝統衣装をまとって壇上に上がった。
「初めて着用した」という衣装について、2人は「身体のラインがきれいに見える切り口だったり、ゴージャスな色合いを使った衣装が、とっても素敵」(愛)「こんなに鮮やかな衣装でゴージャスな衣装を着るのがずっと夢だった」(天音)と語り、共に喜びをにじませた。
本作の感想について、愛は「アクションが本当に素晴らしかったです。本当にプリヤさんだからこそできるアクションでした」「アクションとダンスが融合しているところもとても新感覚で、今までにない、すごく新しいエンターテイメントだなと思いました」と絶賛。
自身も幼い頃から「自分の身は自分で守れるように」と、父である藤岡から武道を教えられていただけに、「弱い女性ではなくて、自分一人でも生きていける“強い女性像”を、リアがアクションを通して体現していた」と感銘を受けた様子。
また、「他人事のように見るのではなくて、すごく私たち姉妹にも似ているなと」と共通点を感じたことを明かし、「姉妹だからこそ分かる絆だったり、まさに『これ私たちだな』って思いながら新鮮に見ていました」と振り返った。
■父・藤岡弘、「リアのような女性になりなさい」
天音も「リアが本当に力強くてエネルギッシュで。何も恐れずに一人で挑んでいく意思の強さと、『逃げない、負けない、屈しない、あきらめない』そんな意志が見える、女性の憧れが詰まっていたリアの姿に、本当にびっくりしました」と、リアの不屈の精神に対する熱い思いを。
さらに、2人は藤岡と共に本作を鑑賞したことを告白。愛は「民族や国境っていうものを超えて、女性だけではなく、一歩踏み出そうっていうこの勇気をすごく与えてくれる。すごくパワフルでエネルギーに溢れた、そんな作品だねと、一緒に見ながらすごく感動していました」と明かし、天音も「見終わった後、『リアのような女性になりなさい』って言われました」と笑顔で述べた。
イベント終盤には、愛と天音がプリヤから直々にレクチャーを受けながら、インド映画でおなじみの艶やかなボリウッドダンスシーンを全員で披露。鮮やかな衣装で音楽に合わせて踊った後、「めちゃくちゃ楽しい」「ボリウッドダンス習いたくなった」と感激する一幕も。最後は、全員一緒にカンフーアクションのポーズでイベントを締めくくった。
配信： WEBザテレビジョン
関連記事：
