イオンの赤字拡大ベーカリーチェーン【カンテボーレ】、食べて納得した「売れない」理由


カンテボーレ(写真;サイゾーウーマン)

 イオンの子会社、イオンベーカリー株式会社が運営するベーカリーチェーン「カンテボーレ」。全国に145店舗あるものの、赤字が続いています。実際に店を訪れ、実食してきました。

目次

【カンテボーレ】とは?

【カンテボーレ】行ってみた

ハンバーグサンド、クロワッサンなど4品実食

【カンテボーレ】コンビニパンより低クオリティ

【カンテボーレ】とは?

 イオンの子会社、イオンベーカリー株式会社が運営するベーカリーチェーン「カンテボーレ」。イオングループの店内に出店する形で店舗数を拡大し、2024年7月現在で全国に145店を展開する一大ベーカリーです。なお、同年1月から3店舗が閉店しています。

 24年2月期決算で、純利益は6億5,964万9,000円の赤字。前年の3億2,230万9,000円の赤字から拡大し、ネット上でも「赤字店舗が多い」との指摘が見られます。

 また、ネットで「カンテボーレ」と検索すると関連ワードで「まずい」がサジェストされる状況で、評判は芳しくないといえるでしょう。

 公式サイトによると「焼きたてをお客さまに提供するため、スクラッチ、高品質なベイクオフ商品を取り入れて展開」とのこと。「スクラッチ」とは小麦粉の配合から自社で手作りする製法、「ベイクオフ」とは工場で作られた冷凍生地を店で焼き上げる方法のため、製法として相対するものですが、ものによって作り分けているのかもしれません。

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