イオンの赤字拡大ベーカリーチェーン【カンテボーレ】、食べて納得した「売れない」理由

【カンテボーレ】行ってみた!

 イオン店内にあるカンテボーレに到着。平日午後2時半すぎで、店内で買い物しているお客さんは筆者ともう一人だけ。ピーク時間は過ぎてしまったのでしょう。


(写真;サイゾーウーマン)

 店で目立っていたのは「穂の極 リッチホテルブレッド」コーナー。焼き立て時間を知らせる掲示物がありました。商品は売り切れ。


(写真;サイゾーウーマン)

 そのほかのパンは、どれもお手頃です。クリームぱん、チョココロネ、穂の極みめろん(メロンパン)など定番商品は162円均一。高めのものは、タスマニアビーフカレーパンの313円。

 また、ベーカリーと接続したかたちでドーナッツコーナー、ピザコーナー「PIZZA SORRIDERA」があります。ピザは店内の焼き窯で焼いているのがウリのよう。ホールで1枚700円〜900円前後です。注文してから焼き上げて、イートインでも食べられるそう。


ピザコーナー(写真;サイゾーウーマン)

【カンテボーレ】ハンバーグドッグ、クロワッサンなど4品実食

タスマニアビーフのハンバーグドッグ 378円


タスマニアビーフのハンバーグドッグ(写真;サイゾーウーマン)

 今回購入したのは、「タスマニアビーフのハンバーグドッグ」(378円)。「タスマニアビーフ100%使用」とのことですが、この肉はイオンのPB・トップバリュが扱っている牛肉です。


原材料名(写真;サイゾーウーマン)

 ベーカリー横のイートインコーナーでさっそく実食。

 パックを開けると、レタス1枚にハンバーグが2つにカットされて入っています。しなびたレタスがちょっと悲しい……。ほかに具材はありません。


パックを開けたところ(写真;サイゾーウーマン)

 一口食べると、まずハンバーグの味が押し寄せました。正直に言うと、見た目から食欲が削がれる商品だったんですが、口にするとちゃんと肉の味がするおいしいハンバーグです。

 マスタードとマヨネーズのシンプルな味付けも合ってます。


ハンバーグのほかはレタス1枚だけでした(写真;サイゾーウーマン)

 ただ、肝心のパンがモソモソしていて、口あたりに難が……。おいしいハンバーグの足を引っ張るようなクオリティで残念。このパンならパスコの「超熟ロール」のほうがよっぽどおいしいと思います。

 いまどきなかなか出会えることのないモソモソ、パサパサしたパンで、昭和の小学校給食を思い出してしまいました。

(8個)シェアパック 540円


(8個)シェアパック540円(写真;サイゾーウーマン)

 8個入りの詰め合わせも購入。中身はチョコクロワッサン、クロワッサン、くるみのロールパン、ハム入りのロールパン。すべてミニサイズで各2個ずつ入ってました。


外袋から取り出したところ(写真;サイゾーウーマン)

 翌朝、自宅で実食。まずチョコクロワッサンから食べたところ、パサつきはそれほど気にならないものの、人工的な甘味が……。チョコレートの味ではなく、人工甘味料のようです。

 次に、ハム入りロールパン。こちらはマヨネーズの油分とハムのおかげか、生地にモソモソ感はありません。味もいたって平均的。


パンは4種✕2個でした(写真;サイゾーウーマン)

 くるみのロールパンは、くるみの食感と風味がしっかりあって満足感があります。生地はかさついているような気もしますが、個人的には許容範囲!

 最後に食べたクロワッサンは、生地のパサつきとやはり人工甘味料の甘みが引っかかってしまいました。

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