兵庫県豊岡市にある「城崎マリンワールド」では、魚類展示エリア「SeaZoo」がオープンして30周年を迎えたことを記念し、「SeaZoo」をリニューアル。7月25日(木)、20個のキューブ型水槽が新たに出現した。
見て、さわって、発見できる体験型水族館
日本海に面した「城崎マリンワールド」は、水族館以上を目指す、見て、さわって、発見できる体験型水族館。毎年変わるイルカ・アシカショーをはじめとした海獣たちのライブショーを、すぐ目の前で楽しむことができる。また、アジを釣って天ぷらにして食べたり、飼育員とツアーに出かけたり、ブリの群れに囲まれたりと、水族館らしくない魅力が満載だ。
「城崎マリンワールド」では、この30年の間、さまざまな繁殖プロジェクトや地域への取り組み、それに伴う命を育む研究を重ねてきた。そして30年を機に、これまでの取り組みや活動の足跡をもっと楽しく、新しい形で届けたいという思いから、「SeaZoo」をリニューアル。「CUBE」が誕生した。
もっと、会話のある水族館へ
今回のリニューアルでは、もっと会話のある水族館になりたい、もっと日和山海岸の水族館になりたい、そして魚のことや地域のこと、水族館の取り組みのことをもっともっと利用者に話したいという思いをカタチにした。
リニューアルコンセプトは、「もっと、会話のある水族館へ」。会話を通じて、もっと生まれるもの。それは、好奇心、そして発見、学び。そして会話は驚きと感動へとつながっていく。
新たに出現した20個のキューブ型水槽は、四角四面に考えない、水族館の新しいカタチ。あたりまえの企画にハマらない自由な発想。利用者の想像を超えるかもしれないストーリー。生き物たちのドラマやいのちの息吹がつまった20個のCUBEから、水族館以上の新しいサプライズが生まれる。
生きものたちから学び、いのちを育て、そこで生まれた感動をもっと伝えたい。そんな思いをカタチにしたCUBEは、進化した展示スペースで、たくさんの「へぇ」「ほー」「はー」が見つかる場所だ。
キューブ型水槽には、特長ある生きものを展示。20個のCUBEにおさまった、生きものたちのそれぞれのドラマやストーリー。個性豊かな生きものたちの、いのちの話を楽しめる。イラストとコミュニケーションボードで、魚たちのことを学び、驚き、知っていこう。質問があったら、飼育員にどんどん聞いてほしいとしている。
サンゴを育てたり、約10年かかるといわれるズワイガニを繁殖・育成したりと、繁殖プロジェクトのチャレンジにまつわるアカデミックな話も盛りだくさん。
また、日和山海岸から海を守るブルーカーボンプロジェクトをはじめ、ラムサール条約に登録された地元の「田結湿地」を生きものとともに再現。地域の海の生きものや環境についても触れることができる。
リニューアル後の入場料金は、大人2,800円、小人(小・中学生)1,400円、幼児(3才以上)700円。
「城崎マリンワールド」を訪れ、新しい展示スタイル「CUBE」をいち早く体験してみては。
■城崎マリンワールド
住所:兵庫県豊岡市瀬戸1090
営業時間:平日9:30~16:30/土日祝9:30~17:00 ※時期により変更あり
定休日:不定休
URL:https://marineworld.hiyoriyama.co.jp
(山本えり)
配信: STRAIGHT PRESS
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