【解説】医者が買わないもの・やらないこと5つ
結論から言うと「一部のサプリメント、美容液、ダイエット、風邪薬、食品で化粧品を作る」といった5つは絶対にやりません。
1つ目はサプリメント(特にコンドロイチン硫酸・グルコサミン・コラーゲン配合)です。サプリメント全てがダメなことはないのですが、コンドロイチン硫酸配合のサプリメントは飲みません。コンドロイチン硫酸というのは軟骨の組織の一部ですので、そういうものを飲んで、膝・腰の痛みを治すというものですが、医者はそういった目的ではまず飲みません。同じようにグルコサミン。医者に相談したら100人いたら100人の医者は「お金の無駄だからやめとけ」と言うと思います。あともう一つはコラーゲン。コラーゲン配合ドリンク・美肌ドリンク等ありますが、コラーゲンは食べたり飲んだりしても効果は期待できません。
2つ目は美容液(薬理効果としてのシミ・リフト効果等)です。全てではなく「シワを取ります」「クマを取ります」「リフトアップ効果があります」等の薬理効果を謳っている美容液は買いません。
3つ目はダイエット(糖質制限)です。ダイエットの中でも特に糖質制限はやりません。エネルギーの代謝系が狂ってきますので、ケトン体が出てケトアシドーシスみたいな感じになってきます。そのような危険なダイエットはやりません。
4つ目は風邪薬(総合感冒薬)です。ほとんどの医者は風邪ひいた時、風邪薬を飲もうとは思いません。ただ対処療法としての風邪薬は飲みます。例えば解熱剤、頭痛薬、喉去痰剤は飲みます。何でも効くみたいな風邪薬は存在しないのです。
5つ目は食品で化粧品を作るです。例えば、米麴・蜂蜜・アマニ油・アロエ等。肌トラブルを起こす可能性があります。以上の5つはほとんどの医者がやりませんので、覚えておいてください。
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ポイント:医者がやらないのには明確な理由があります。口コミなどに惑わされないよう注意しましょう。
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<北條元治 構成/女子SPA!編集部>
【北條元治】
形成外科医、医学博士。東海大学医学部非常勤講師。株式会社セルバンク代表取締役。著書に『40代の壁を乗り越える美容トレ 「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA)、『医者が家族だけにはすすめないこと』(セブン&アイ出版)など。
配信: 女子SPA!
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