前駆陣痛…とは?
出産予定日が近づいてきてそわそわ。今日生まれたら何の日かな?とネットで検索しては待っていました。しかし1週間過ぎても生まれず、実際に生まれることになった日の3日前の検査で「3300gくらいだね〜特に異常はないからそのまま様子見で」と言われ帰宅。そして帰宅してから、身体をぞうきん絞りをされているような痛みに襲われました。
その痛みはどんどん強くなってきて「これは陣痛だ!」と陣痛タイマーを測ってみると、7分だったのが14分になったりと不定期。これが前駆陣痛?いやいやこれ以上痛くなったら死ぬって!!というくらいの痛みで、ひたすら布団で叫んで泣いていました。夜も眠れず、耐えられない歯の痛みも出てきて本当にしんどかったです…。でもその不定期な前駆陣痛らしきものが3日間続きました。
そして3日目、金曜日だったため、念のため入院しようかとようやく産院へ行く許可が下りましたが、痛みはずっと続いてるのですでに疲れ切っていました。それでもようやくこの痛みから解放されるとホッとしたのを覚えています。
入院、そして分娩台へ
入院すると夫がついていてくれましたが まーーーーーしんどい!夜入院して朝方まで痛みがないときに、意識を失ったように寝るの繰り返し。事前に予習して用意したストローの飲み物、アロマをつけたタオル、テニスボール…何も効果がないほど痛かったです(泣)。助産師さんたちからは、叫ぶと体力が削られるから声は出さないでと言われるものの、「これが叫ばずにいられるかー!!」という心境でした。
朝になり、朝食のフレンチトーストが運ばれてきましたが、もちろん食べられる余裕もなく…痛がってる横で夫に食べられた恨みは今でも忘れません。その間赤ちゃんの様子を見てもらいますが、なかなか産まれる様子がなく、促進剤の投与が始まると余計に痛みが増してきました。
午前中ひたすら耐え続け、いよいよ分娩室に移動許可が下りたのは正午ごろ。相変わらず叫んでいる私の隣の部屋では、経産婦さんが声も出さずに出産を終え、私はなぜこんなに苦しんでるのか悲しくなりました。でももう産むしかない。みっともなくても生むんだと、気持ちはしっかり残ってました。
分娩台に乗り、相変わらず「声を出しちゃだめ!いきんじゃだめ!」等々言われ、もうしっちゃかめっちゃかでした。もう早く出したい、痛みが終わってほしい、もうそれしか考えられない中、先生が「うーん吸引するか」と言って吸引。
もう陣痛が痛すぎて、この時の痛みや違和感は全く感じず。それでも出てこないわが子。今度は「おなか押すね〜」と言われ、結構な力でおなかをぐーっと押され、これは違う痛みと圧迫感で気持ち悪くなりました。そして、それでも出ない…先生たちも困った様子で言います。
「しょうがない 切るかー」…え?
配信: ぎゅってWeb