わが家の子どもたちは怖い絵本やお話が大好きです。5歳の息子はとっても怖がりなのになぜか読みたがる。怖い絵本を読んできた中で、特に子どもの反応がよかったものを紹介します。
本格的に夏到来の今、子どもたちが(たまに大人も)ぞぞっとすること間違いなし!?
Eテレでも放送された「怪談えほん」シリーズ3選
このシリーズは、特設サイトで紹介されているものが14冊あります。コンセプトが「震えて眠れ子どもたち」です。ひぃぃぃぃ!!怖すぎます!!14冊読破した中で、特に子どもが怖がったものがこちら。
3位 「くうきにんげん」綾辻行人作 牧野千穂絵
繰り返し読むたびに、じわじわ恐怖です。わかりやすくお化けが登場するわけではないので、5歳息子も最初から最後まで見続けられます(絵が怖すぎるとクッションで顔を隠したまま聞く)。
これを読んだあとは、子どもたちが「くうきにんげんくる?」ととても気にしていました。ふとした時に「今くうきにんげんがそこにいるかも…」と想像力を掻き立てられます。日常生活に絡めてイメージしやすいところが、身近な恐怖につながります。
2位 「こっちをみてる。」となりそうしち作 伊藤潤二絵
絵が怖さを助長させます。お話自体は落ち着いて聞くことができていましたが、絵がなんとも不気味。5歳息子は表紙の雰囲気が相当怖かったらしく、表紙が見える状態で置いてあると、そのエリアには近づくことができません。
1位 「いるのいないの」京極夏彦作 町田尚子絵
初めて本屋で見かけたとき、とあるページが怖すぎて買うのを即効やめました(笑)。でも気になる…。というわけでとうとう図書館で借りてしまいました!5歳息子絶叫。暫く絵本を置いてある場所の半径2m以内に近寄ることもできませんでした。それなのに何十回も読みたがるという(というか聞いてるだけ)。直視はできないけど、聞くだけならいける、というギリギリの怖さだったのだと思います。大人も積極的に直視したくはありません。
3歳娘は怖がるけれども、目をそらすことはあまりなく。それより、泣いて怖がる兄の様子を見て面白がっていました(笑)。
まだまだある!息子が震えた絵本2選
私が絵本情報を収集する時は、「絵本ナビ」というサイトや、絵本の定期購読についてくる会報誌などを使うことが多いです。その「絵本ナビ」の「本当に怖~い絵本」おすすめ作品の中にもある、以下の絵本たちも息子絶叫。
〇「あずきとぎ」京極夏彦作 町田尚子絵
漂う不気味な空気感に恐怖です。5歳息子はこれを読んだ後しばらく、「あの絵本怖かったね…」と思い出しては言ってきます。こちらもわかりやすい恐怖映像があるわけではないので、怖がりつつも息子は直視できました。ただ、絵もちゃんと不気味なので、「絵が怖い」とも言ってます。結末には背筋がひんやり。
〇「おいで…」有田奈央作 軽部武宏絵
これは過去一泣き叫びました。とあるページを開いた途端絶叫し、部屋の隅っこでクッションを抱えてギャン泣き。そのあと暫く恐怖ダメージから立ち直ることができず、抱えていたクッションに染みができるほど泣き続けました…。
読んでから2週間近くたちますが、「おいで…」と言うだけで「やだー!!!」と絶叫するほどトラウマに。あまりに怖がるので絵本を玄関に置いてますが、そこを通り過ぎるときですら絵本が視界に入らないように気を付けて通ってます…。息子は極度の怖がりなのでトラウマ級になってしまいましたが、3歳娘は「怖い!」と言いながらも普通に読破。その後も数回読めています。
以上、2冊でした。
5歳息子は普段自分で絵本を読むのですが、怖い絵本だけは自分で触るのが嫌みたいで、必ず「読んで」とお願いしてきます。怖がるなら読まなきゃいいのに、それでも気になる、読んでみたい、ってなるのは大人と同じですね。
配信: ぎゅってWeb