内視鏡治療で切除可能な腫瘍について

内視鏡治療で切除可能な腫瘍について

内視鏡治療の準備と麻酔

内視鏡治療を行う際は前日に入院することが基本です。
食道がん、胃がん、十二指腸がんの内視鏡治療の場合、胃の中を空っぽにした状態でなければ適切な治療が行えないため、治療前は絶食する必要があります。

膀胱がんの場合も前日に入院が必要で、夕食後から絶食します。
治療前に腰椎麻酔か全身麻酔(消化管のがんの場合は多くは静脈麻酔)を行いますので、痛みや内視鏡が通ることで感じる違和感を覚えることなく治療が可能です。

大腸がんの内視鏡治療

大腸がんの場合も前日に入院することが多いですが、ポリペクトミーやEMRなどの高周波電流を使用した内視鏡治療は外来で受けられます。
どちらにしても、大腸の中に便が残っていない状態にするため、前日の食事は繊維質が少ないものを選ぶなど注意をし、夕食から絶食しなくてはいけません。治療当日は腸管洗浄液を飲み、腸内を綺麗にしてから治療を行います。

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