「緊急連絡かも」 知らない番号からの電話に出ると足音が…“不気味な出来事”に「あるあるです」

知らない番号から、スマートフォンにかかってきた電話。恐る恐る出てみたのですが、相手の声が聞こえません。仕方なく切ったところ、今度はビデオ電話がかかってきて…。注意喚起の気持ちを込めてInstagramで公開された漫画が、「あるある!」「私も経験が…」と話題です。作者のきたぷりさんにお話を聞きました。

漫画「スマホにかかってきた変な電話」のカット(きたぷりさん提供)

【漫画本編】「緊急連絡かも」 知らない番号からの電話に出た女性 すると、“恐怖の出来事”が!

 不気味なビデオ電話がかかってきたことを描いた漫画「スマホにかかってきた変な電話」が、Instagramで合計800以上のいいねを集めて話題となっています。

 ある日、スマートフォンにかかってきた、知らない番号からの電話。声が聞こえず一度切ると、今度はビデオ電話がかかってきました。自分の姿が映らないよう、作者が電話に出てみると…。読者からは、「あるあるです」「海外からの電話だと知るとゾッとしますよね」「国際電話で折り返すと通話料はこちら側の負担になるみたいです」などの声が上がっています。

不審な電話があったときは折り返さないで

 この漫画を描いたのは、Instagramやブログ「きたぷり」で漫画を発表している、イラストレーターのきたぷりさんです。漫画を発表している、イラストレーターのきたぷりさんです。きたぷりさんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.今回、漫画「スマホにかかってきた変な電話」を描いたきっかけを教えてください。

きたぷりさん「これまで、ビデオ通話アプリで知らない番号から電話がかかってきたことがなく、このときの出来事がとても不気味で、読者の人たちにも情報を共有したいと思ったからです。もし、私でなく娘にかかってきて、スクリーンショットや録画などをされていたらと考えると…」

Q.今回のように、知らない番号から電話がかかってくることはよくあるのですか。

きたぷりさん「カード会社や配送会社など、登録はしていないけれど、調べれば分かる番号からかかってくることはあります。ただ今回のように、調べても分からない不気味な電話はあまりないですね。『もしや、子どもたち関連で何か緊急事態があったのかも』と、不安になって出てしまいました…」

Q.通話相手の男性は日本人でしたか。また通話中、相手は何も話しかけてこなかったのですか。

きたぷりさん「足音だけが聞こえ、一言も話さなかったので、日本人かどうかは不明ですが、私は日本人に見えました。こちらが顔を出すのを待っていたのかもしれません」

Q.こういった電話がかかってきたとき、どうすればよいか、読者へ向けた注意喚起はありますか。

きたぷりさん「『不審な電話があった際は、すぐ折り返さず、必ず調べる癖を!』。携帯電話やスマートフォンが普及した現代では、迷惑電話や詐欺電話、海外からのワン切り詐欺が増えているように感じます。あの後、『なぜ、1度電話を切ったのに、もう1度かけ直してきたのか』が気になったので、相手が話すまで待っていればよかったかもしれません。

もし『女性の声がしたから』という不純な理由でかけ直してきたのかも、と思うとゾッとしますね…。また、子どもが詐欺やトラブルに巻き込まれるケースもあるので、注意が必要です」

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

きたぷりさん「2006年からです。3人目の子どもが幼稚園児だった頃から描いています」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。

きたぷりさん「家庭内で起きた事件や面白いなと思った出来事、疑問に思ったことなど、家族を中心とした日常を切り取って今後も漫画にしていけたらと思っています」

Q.漫画「スマホにかかってきた変な電話」について、どのような意見が寄せられていますか。

きたぷりさん「『私も経験があります』『海外からの電話番号だと怖いですよね』など、共感のコメントを頂きました。国際電話の場合、折り返してしまうと通話料がこちら側の負担になってしまうので、それも気を付けたいですね」

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