「子宮頚管ポリープの切除費用」はご存知ですか?症状についても解説!

「子宮頚管ポリープの切除費用」はご存知ですか?症状についても解説!

子宮頚管ポリープは、30〜40代に多くみられる子宮の入り口から発生するポリープができる病気です。

その主な治療は手術で切除することですが、子宮頚管ポリープの切除には一体どれ程の費用がかかるのでしょうか。

今回は子宮頚管ポリープの症状・切除の具体的な3つの方法・切除にかかる費用についてを解説しています。

子宮頚管ポリープの切除にかかる費用や、ポリープ切除の手術が保険対象になるのかについて知りたい方の参考にしていただけますと幸いです。

監修医師:
馬場 敦志(宮の沢スマイルレディースクリニック)

筑波大学医学群医学類卒業 。その後、北海道内の病院に勤務。 2021年、北海道札幌市に「宮の沢スマイルレディースクリニック」を開院。 日本産科婦人科学会専門医。日本内視鏡外科学会、日本産科婦人科内視鏡学会の各会員。

子宮頚管ポリープとは?

子宮は洋梨を逆さまにしたような形をしており、成人女性の場合は鶏卵大くらいの大きさの臓器です。この子宮の入口と膣をつないでいる部分を子宮頚管といいます。
子宮頚管ポリープは、子宮頚管の粘膜から発生するきのこ状の良性腫瘍です。大きさは、小さいものだと数mmから、10cm程の大きなものまで個人差があります。子宮頚管ポリープの発生原因は解明されていません。しかしその原因は、女性ホルモンとの関係が深いとされています。
子宮頚管ポリープは30〜40歳代での発生が多い病気です。発生しても子宮頸がん検診での異常や不正出血がなければ切除せずに経過観察になることもあるでしょう。
通常、切除した子宮頚管ポリープは検査に提出し、組織の性状を検査します。そのほとんどは良性の腫瘍で悪性のものは1%にも満たないほど少ないとされています。また子宮頚管ポリープは、切除しても再発する可能性も少なくない病気です。

子宮頚管ポリープの症状

子宮頚管ポリープの症状のなかで起こりやすいのは不正出血です。しかし症状が何も起こらないことも珍しくはありません。ここでは子宮頚管ポリープの症状を解説します。

無症状のことが多い

子宮頚管ポリープでは、ほとんどの場合で痛みなどの自覚しやすい症状がありません。無症状で健康診断を受けたときに、偶然発見されて受診へとつながることもあります。

性交時の出血

子宮頚管ポリープがあると、性交時に出血しやすくなります。性交だけでなく、激しい運動のときに出血がみられることもあります。

感染

子宮頚管ポリープは、感染による炎症がポリープの発生に関係していると考えられています。それだけでなくポリープ自体が感染を起こすこともあります。

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