3、夫と話し合いを試みる場合の注意点
夫を無視し続ける状況から抜け出すために夫との話し合いを決心した場合、以下の点に注意して話し合いを進めましょう。
(1)夫の話をちゃんと聞く姿勢を持つ
夫との話し合いで最も大切なのは、夫の話をしっかり聞く姿勢を持つことです。
夫を無視することになった原因が夫にあるとしても、ずっと無視され続ける生活を送っていれば、夫も傷ついているはずです。
夫婦の衝突はお互いに非があるケースがほとんどですから、まずは夫の話をちゃんと聞く姿勢を心がけましょう。
(2)途中で口をはさみたくなっても、夫の気持ちを最後まで聞く
夫が話し始めたら、途中で口をはさみたくなってしまう女性が少なくありません。
例えば
夫の言い分が矛盾していたり
夫が自分に都合よく状況を解釈していたり
すると、あなたが口をはさみたくなるのは自然なことです。
しかしながら、せっかく夫との話し合いの場を設けることができたのですから、途中で口をはさみたくなっても一旦夫の話を最後まで聞きましょう。
夫としても、途中で話をさえぎられたら自分の言いたいことを聞いてもらえなかったという不満が残ります。あなたが言いたいことは、夫の気持ちを最後まで聞いた後に伝えていくことをおすすめします。
(3)感情的にならない、落ち着いて自分の気持ちを話す
パートナーとの話し合いで感情的になってしまう人は多いかもしれません。
ここでは感情的にならないのがポイントです。夫の話を一通り聞いたら、落ち着いて冷静に自分の気持ちを夫に伝えましょう。
(4)夫を否定しない、批判しない
あなたが夫に自分の気持ちを伝えるとき、夫を否定したり批判したりしないように注意してください。
あなたが話している内容がどれだけ正論であったとしても、夫は自分を否定されたと認識した途端、あなたとの話し合いに冷静に応じられなくなる可能性があります。
男性の中にはプライドが高く、自分を否定されたくない気持ちが強い人もいるということを理解した上で夫との話し合いに応じましょう。
(5)話し合いができない場合は、手紙や文章で気持ちを伝える
こちらからの無視をやめて話し合いをしたくても逆に夫に無視され、夫との話し合いができない場合、手紙や文章であなたの気持ちを伝えるのも一つの手段です。
手紙や文章であれば落ち着いて自分の気持ちをまとめることができます。
なお、夫が感情的で危険な場合や喧嘩になる場合は、あなたの身の安全を第一に考えてください。
暴力や物に当たるdvに発展するケースでは、離婚も視野に入れることが必要になってくる可能性があります。
4、無視をやめて夫と話し合ったが上手くいかなかったら?
夫を無視するのをやめて夫と話し合ったものの、なかなか解決の糸口を見出せない場合もあるでしょう。
そのような場合、以下の手段を検討することが必要になってきます。
(1)第三者やカウンセラーに今の状況を相談する
当事者の話し合いでうまくいかない場合、
第三者
カウンセラー
に今の状況を相談してみましょう。
当事者同士ではどうしても主観が入り感情的な言い争いになってしまいがちです。
第三者やカウンセラーの立場からの客観的意見を聞きながら今後の対策を考えましょう。
(2)離婚を視野に入れて考える
第三者やカウンセラーのアドバイスを実行しても事態が解決しない場合、離婚も視野に入れて考える必要があります。
もちろん、離婚せずに会話のないまま夫婦として過ごすことも可能ですが、この先何年も会話のない険悪な雰囲気のまま夫婦で過ごすのは、想像以上に精神的苦痛が大きいはずです。
お互いのためにも、新たな人生を別々に歩むことも考えてみましょう。
配信: LEGAL MALL