防災のためにポータブル電源は必要?選び方のポイントも解説

ポータブル電源の3つの注意点

写真:PIXTA

いつも電化製品に囲まれて生活している私たちにとって、災害時にポータブル電源があるのは良いことだらけのように思いますが、使用に際して注意すべき点もいくつかあります。

あらかじめ充電しておく必要がある

モバイルバッテリーと同じく、使用前にあらかじめ充電しておく必要があります。家庭のコンセントに挿して充電したり、車のシガーソケットやソーラーパネルによる充電ができるモデルもあります。

いざ必要になったときに充電が切れていて使えないのでは意味がありません。災害の備えとしてポータブル電源を持つなら、常に十分に充電されているかということに気を配る必要があります。

バッテリー容量に限界がある

製品によってバッテリーの容量が決まっており、無限に使えるわけではありません。充電がなくならないように計画的に使用する必要があります。

2~3日のキャンプならバッテリー容量は500Whが目安とされています。ヘアドライヤーや電子レンジ、エアコンなど消費電力が大きいものも使いたいなら、1000~2000Whの大容量のバッテリーが必要です。

使い方によりますが、防災の用途でポータブル電源を選ぶなら500Wh以上あると良いといわれています。

停電して通常通りコンセントからポータブル電源への充電ができない場合でも、ソーラーパネルで太陽光を利用して充電できるモデルや後付けできるソーラーパネルも販売されています。AC電源と比べて充電スピードは遅くなりますが、停電した場合にはかなり心強いですね。ポータブル電源を防災目的で購入する場合はソーラーパネルの購入もあわせて検討すると良いでしょう。

大容量の場合は持ち運びに向かない

バッテリー容量が大きくなるほど、ポータブル電源は大型になり、重くなります。例えば1000Whの製品を見てみると、重量は11.5Kgほど。持ち運びには向かない、扱いにくいサイズになってしまいます。

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