え?膝が痛い原因が膝意外にあるって本当?膝のトラブルとその原因について姿勢調整師の視点からお答えいただきました。

え?膝が痛い原因が膝意外にあるって本当?膝のトラブルとその原因について姿勢調整師の視点からお答えいただきました。

意外と若い方にも多い膝トラブル・・・膝が悪いとは限らない?

膝以外がトラブルの原因になってることもあるって知ってる?

今回は、姿勢調整師の安河内明美さまにお話を伺いました。

姿勢がポイント?膝のトラブル

膝が曲げても伸ばしてもじっとしていても痛い=お年寄りの悩みというイメージもありますが、意外にも、30~40代の女性に多いのが膝トラブルです。

身体のバランス、つまり、姿勢が悪いと膝にも影響が出てきます。

10代のお子さんでも膝の痛みが出る場合もあります。

膝の構造はとても複雑です。

動きもなければいけないし、体重を支える安定性もなければいけないのです。

「動き」と「安定」は真逆ですが、その両方を兼ね備えている、実はすごい関節なんです。

だからこそ、姿勢や身体のバランスが良くないと余計に膝に負担がかかってしまうのです。

これができないと、膝にトラブルを抱えているかも?

⚫︎和式トイレ

膝は本来正座もできるくらい曲がるのが正常な動きです。

痛くて曲げられないのか、変形して構造的に曲げられないのか、深く曲げてしゃがむ筋肉がないのか、理由はさまざまです。

最近は和式トイレも数少なくなりましたので、そういった環境の変化も「しゃがめない」ことに影響していると考えられます。

⚫︎体育すわり

膝が正常に動かないと、体育すわりもきつい座り方になります。

膝のトラブル、膝以外に原因があることも?

膝の不具合や痛みなどが時々気になる程度だとしても繰り返して起きるのであれば放っておかない方が良いでしょう。

いつもと違う状態(痛みや腫れや動かしにくさ)は体のSOSです。

早めの対応が膝の痛みの悪化や変形の予防にもなるのです。

自己解決せず、専門機関で診てもらいましょう。

レントゲンを撮って骨などに問題がないのに痛みがある場合は、姿勢全体をみてもらうのも良いでしょう。

まずは整形外科で骨や軟骨に問題はないかを確認してもらい、特に問題がなかったら、姿勢専門のところに相談してみるのも一つの方法です。

膝が痛いのを放っておくと、歩き方や立ち方に変化が出て、→姿勢が変化→関節の可動域が減少→姿勢の悪化が固定→痛みが出る→痺れる→麻痺という順番でどんどん悪化することも考えられます。

膝の不具合を予防するには、姿勢バランスを悪化させないこと、ケガを放置しないことなどが挙げられます。

また、膝を深く曲げたり伸ばしたりの体操も有効です。

痛いから正座をしなくなると、いずれ正座ができなくなることもあります。

放置しないで。受診した方がいい場合も

膝に多少違和感があるぐらいなら、平気・・・と、つい放置してしまうこともありますよね。

でも、早めに受診した方が良い症状もあります。

曲げ伸ばしが痛い場合や腫れなどがあって動かしにくいような場合には、膝そのものに問題が起きていると考えられるので、整形外科医など、専門家に相談しましょう。

受診をした方が良い場合についてまとめると、

・スポーツなどの際のケガが原因によるもの

・痛みがあるもの

・以前より膝の動きが悪くなったと感じたとき

・膝関節や膝のお皿がずれている気がする(違和感がある)とき

・膝が腫れているとき

このようなときは、早めに受診しましょう。

自分の膝は、自分でチェックしよう

膝が悪化すると、変形してしまうこともあります。

そうなると痛くて歩けないし、階段も利用しづらくなります。

痛い部分が一番気になるものですが、膝が悪い方は大体腰など他の部分も悪い状態であることが多いです。

部分的だけではなく、全体的(姿勢)にご自分の体をチェックしてくださいね。

自分の体のことは自分にしか最初は分かりません。

我慢は悪化を招く場合もあるので、みなさんの大切な体の声にも耳を傾けていただくことが必要と考えます。

[執筆者]

安河内 明美(やすこうち あけみ)

[プロフィール]

全国姿勢調整師会認定の姿勢調整師。

華道・茶道・着付けの師範としても活躍する、異色の姿勢調整師。

介護業界では20年のキャリアがある。

姿勢調整と出会い、自身の身体が無理をして悲鳴を上げていたことに気付き、家族や周りの人達も良くしてあげたいと決心し、姿勢調整の道に進む。

埼玉県に初出店した姿勢専科KCSセンター朝霞駅前で施術にあたっている。

姿勢専科KCSセンター朝霞駅前

https://www.kcs-center.com/centers/2401/

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配信元

キレイ研究室
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「今よりもっと、これからもずっときれいでいるために。」をコンセプトに、化粧品開発、ヘルスケア、ネイリストなどさまざまなジャンルの専門家が、中立の立場から「キレイ」についてのコラムを発信しています。
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