TREND4_「脳腸相関」で、腸とメンタルを健やかに
「“腸は第2の脳”ともいわれており、腸と脳は自律神経やホルモンを介して非常に密接な関係にあります。
例えば、脳がストレスを感じる→腸の調子が悪くなる→不腸が精神的ストレスを招く。反対に、脳がリラックスする→腸の調子が良くなる→お腹の調子がいいと快適に過ごせる、というように互いが影響を与え合っているのです。
このように脳と腸が互いに影響を及ぼし合う関係を“脳腸相関”といい、この数年メディアでも話題になることが増えてきました。
大切なのは、脳腸相関の仕組みを意識して好循環をつくっていくこと。脳と腸どちらかが不調なときは、もうひとつを整えることで改善が期待できます」(内藤先生)
腸活Point
仕事や人間関係のストレスなど簡単に取りのぞけないのなら、腸を整えて脳をリラックスさせてみよう。
TREND5_「酪酸菌」を育てて免疫ケア
「世界中の腸内細菌の研究者たちが注目している菌に、“酪酸菌(酪酸生産菌)”があります。“酪酸菌”は、ヨーグルトなどに多く含まれる乳酸菌やビフィズス菌と同じ、善玉菌の仲間です。
酪酸菌は、大腸を動かすエネルギー源となる“酪酸”をつくりだし、大腸の正常な働きをサポートしています。このことは以前から知られていましたが、近年の研究により、免疫系や神経系、内分泌系などの全身の健康にもいい影響を与えることが明らかになりました。
“酪酸菌”を食事から直接摂るのは難しいので、腸内細菌のエサとなる食物繊維を積極的に摂り、腸内にある“酪酸菌”を育てることが大切です。特に意識して摂りたいのが、先ほど出た“発酵性食物繊維”。バランスの良い食事を続けるのはなかなか大変なので、“酪酸菌”が配合された整腸剤を活用するのも手です」(内藤先生)
腸活Point
酪酸菌は“長寿菌”とも呼ばれているそう。“健康寿命”が重要視されるいま、“酪酸菌”の注目度はますます高まりそう。
配信: OZmall