離婚協議書の書き方や作成の流れ、公正証書にする方法を解説

離婚協議書の書き方や作成の流れ、公正証書にする方法を解説

離婚協議書の書き方

離婚協議書には、定まった形式はありませんが、書くべき内容はだいたい決まっています。
一般的な記載事項は以下の通りです。

・タイトル(離婚協議書)
・夫婦双方が離婚に合意する
・離婚届の提出日や提出者
・財産分与の方法
・年金分割について
・慰謝料支払いの有無や金額
・養育費の支払い方法や終期、金額、学費や特別な出費が発生したときの負担方法など
・未成年の子どもの親権者
・面会交流の方法
・他にお互いに債権債務関係がないことの確認
・2通書面を作成して互いに1通ずつ保管する旨

文面が書けたら、日付を入れてお互いが署名押印し、2通作成して1通ずつ所持しましょう。

離婚協議書を作成する流れ

離婚協議書を作成するときには、以下の流れで進めてください。

STEP1 相手と話し合って合意する

まずは相手と話し合い、離婚条件について合意しましょう。
定めるべき主な離婚条件は、以下の6つです。

・親権
・養育費
・面会交流
・財産分与
・慰謝料
・年金分割

慰謝料の支払いや財産分与を行わない場合でも「慰謝料をお互いに請求しない」「財産分与はしない」ということを明記しておきましょう。

STEP2 離婚協議書の文面を作成する

合意できたら離婚協議書の文面を作成します。
法的に意味のない文面にならないよう注意が必要です。
自分たちでうまく書面化できない場合には、弁護士へ相談しましょう。

STEP3 署名押印して1通ずつ所持する

離婚協議書は2通作成してお互いが1通ずつ所持します。
紛失すると再発行できないので、大切に保管しましょう。

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