2人子育て中で3人目が生まれる予定の父親です。父親はどうしても子どもが生まれるまではのんびり構えがちですが、やるべきことはたくさんあります。
その中で「父親が最もやっておくべきこと」を過去の自分に伝えるとしたら何かを考えたところ、育児とは一見関係なさそうなことでした。
プレパパ・プレママ講座はあるけれど…
子どもが生まれる前の準備段階でするといいこととして、プレパパ向けのセミナーなどがあります。自治体が開催する公的なもの、ベビー用品メーカーが開催する若干商業的なものなど様々ですが、実施内容はおおむね以下です。
・座学(ベビーの成長過程、1日のタイムスケジュール、お世話の注意点など)
・育児体験(人形を使った肌着の着せ方、沐浴、おむつ替えなど)
どのセミナーの開催案内を見ても、「育児のイメージができるようになりました」「子育てのモチベーションが上がりました」という過去の参加者の感想が載せられています。
確かに、座学や育児体験を事前に受講しておくことは、それなりに役に立ちます。しかし、子育て経験者としては、大事な視点が抜けているのではないかと思います。
ベビーの世話は、とにかく体力的にきつい
身もふたもない表現ですが、これに尽きると思います。自分の子どもがミルクを飲んだり手足を動かしたりしている様子は何ものにも代えがたい喜びですが、それでも24時間育児は大変です。
その点で、プレパパセミナーの類は「楽しく学べること」に力点を置きすぎなのではないか。というのが子育て経験者の感想です。まあ、辛さを前面に押し出したセミナーに人を集めるのは厳しいので、どうしても今のやり方になるだろうとは思いますが…。
配信: ぎゅってWeb