「胃カメラで食道がんを見落とす」ことはある?初期症状やなりやすい人の特徴も解説!

「胃カメラで食道がんを見落とす」ことはある?初期症状やなりやすい人の特徴も解説!

食道がんの胃カメラ検査での見落としについてよくある質問

ここまで食道がんの検査方法などを紹介しました。ここでは「食道がんの胃カメラ検査での見落とし」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

食道がんの初期症状について教えてください。

中路 幸之助(医師)

初期の食道がんでは、約60%は無症状といわれています。自覚症状がなく進行し、がんが大きくなると胸の違和感・食事のつかえ感・飲み込みにくさ・胸の痛みなどが現れます。特に胸の違和感は食道がんの重要なサインですので、早めに受診してください。

食道がんになりやすいのはどのような人ですか?

中路 幸之助(医師)

食道がんの男女比は約6:1で、男性がかかりやすいがんです。特に飲酒と喫煙の影響が大きく、毎日30本以上の喫煙と日本酒換算で1.5合以上の飲酒をしている場合、していない人と比べて食道がんの発症リスクは約40倍となります。

編集部まとめ

食道がんの胃カメラ検査における見落としのリスクについて解説してきました。

食道がんは早期発見できれば手術を必要とせず、内視鏡で切除できます。

しかし、初期の食道がんは胃カメラでも見落とすことがあるため、より正確な検査をしてもらえる病院を選ぶのが大切です。

ヨード染色法やNBIによって食道がんの見落としリスクは大幅に減少するため、病院選びの参考にしてください。

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