“まさかのモノ同士”の濡れ場を描いた「BL漫画」…想像力が膨らみすぎる。作者が最も苦労した点は<漫画>

“まさかのモノ同士”の濡れ場を描いた「BL漫画」…想像力が膨らみすぎる。作者が最も苦労した点は<漫画>

漫画の作者が語った「最も難しかったこと」は

――作品づくりの途中で苦労した部分があれば聞かせてもらいたいです。

「まず企画案を伝えた時点で、作者のあぶく先生をかなり困惑させてしまいました(笑)。傘と傘立てをBL漫画でどう表現するのか……最も難しかったのは、構図を探すことだそうです」

――間違いなく難関な作業ですよね。

「傘にも傘立てにも表情がないので、普段なら描ける漫画的な表現ができないんですよ。気が付くと描いたものがすべて背景になってしまったとか。だからコミカルな動きをつけたり、アイテムを持たせたり、色々な工夫が為されています。あぶく先生いわく『漫画家としての引き出しの数を試されているようだった』とのことです」

――あぶく先生の作画、無機物のはずのキャラクターが見事にちゃんと生きているように見えました!

「臨場感のあるページに仕上がっていますよね。私たちも出来上がりを見てかなり興奮しました。あぶく先生には感謝しかありません」

「想像力が膨らみすぎる」「逆にこれは玄人向けだ!」

――もともとBLが好きな読者とBL初心者の方で、作品に対する感想に違いはありましたか?

「BL初心者の方のSNSでは『普段得意ではないが、この発想は面白い』『これなら読める』など、企画意図が伝わった嬉しい反応がありました。

BL好きな読者さんにも『想像力が膨らみすぎる』『逆にこれは玄人向けだ!』など、たいへん喜んでいただけたようです」

――どちらの層の読者からも絶賛となった「濡れ場がやさしい新たなBLジャンル」、今後の展開も考えているのでしょうか?

「一旦『カサバース』は今回限りとなっていますが、評判も上々なのでここから派生した企画が生まれたらいいなと思っています。

BLは本当にいろんなジャンルがありますから、今後『〇〇バースをつくった』という読者さんが出てきてくれたら、すごく嬉しいですね」

――ありがとうございました!

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