「がんを予防する可能性の高い飲み物」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「がんを予防する可能性の高い飲み物」はご存知ですか?医師が徹底解説!

がんを予防する可能性の高い食べ物

野菜

野菜にはがん予防に有用と思われる機能を有するいろいろな成分が含まれています。
緑黄色野菜に多く含まれるカロテン、柑橘系果実のビタミンC、トマトのリコピンなどは生体内で発生する活性酸素やフリーラジカルを消去する抗酸化作用があります。
また、キャベツやブロッコリーなどの野菜に含まれているイソチオンシアネートは、発がん物質を解毒する酵素の活性を高める作用があります。
ほうれん草などの緑葉の野菜や果物の葉酸はDNAの合成には欠かせない成分ですし、ニンニクやタマネギなどのアリウムには抗酸化作用や発がん物質の生成抑制・解毒促進作用があります。
ですから、普段の生活において、これらの野菜を積極的に摂取することで、がん予防につながる可能性があります。

がん発症のリスクを上げやすい食べ物

熱すぎる飲み物

寒い時期には、温かい飲み物をついつい飲みたくなるものですが、「温かい」を通り越して、熱すぎる飲み物や食べ物は、食道がんのリスクを高める恐れがあると指摘されています。
通常、飲み込んだ飲み物は、食道の内壁に直接触れて胃に運ばれますが、食べ物や飲み物が熱いままの状態で体内に入ると粘膜はやけどと同じ状態になります。
これにより食道の細胞が傷つき、修復や再生を行って、細胞の再生回数が増えることで 特に食道がんになりやすくなってしまいます。
特に、普段から65度以上の「とても熱いお茶」などを飲む人は、「冷たいお茶」を飲む人に比べて、食道がんを発症するリスクが2倍ほど高いと言われています。

塩分や塩辛い食品の過剰摂取

がん細胞の発生・成長を促してしまうのは「塩分」であり、塩辛い食品などの取り過ぎは、がんと明確な因果関係があるといわれています。
これまでの研究では、漬物は塩分を多く含むため胃がんの危険因子だと分かっていますし、特にピロリ菌感染者では高濃度の食塩はさらなる危険因子といわれています。
塩分のとり過ぎは、高血圧の原因となるばかりでなく、特に胃がんのリスクが上がることもいわれていますので、日々の生活で注意しましょう。

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