連日猛暑が続き、熱中症で搬送される方があとを絶ちませんね。
私の友人も先日熱中症で病院にかかり、その時医師に言われたのが「脱水症状」。
その友人、毎日お茶を2Lくらい飲んでいるのになぜ!?となったのですが、実は水分補給は量より質!
知らずに隠れ脱水の方が増えているので、この機会におさらいしておきましょう。
●注意すべきは「カフェイン」
朝はコーヒーからスタートして、夏は何杯もアイスコーヒーを飲んでしまうという方は特に注意。コーヒーはカフェインの含有量が多いため利尿作用があり、せっかくとった水分も排出されやすくなります。
むくみ対策としてはしっかり水分排出できて最高なのですが、外回りの日や、アウトドアの日は飲みすぎに注意。
また、コーヒーはカフェインのイメージがもともとありますが、もっと気を付けるべきはお茶です。
お水が苦手な方はお茶をたくさん飲むことも多いと思うのですが、お茶も種類によってはカフェインを含み利尿作用があります。
そうするとしっかり飲んでたつもりなのに脱水になってしまった!ということが起こりやすくなるのです。
もちろん、利尿作用の強いアルコール飲料はさらに注意。夏のBBQなどは要注意です。
●夏の水分補給におすすめのドリンク
農林水産省が出しているカフェイン過剰摂取への注意勧告によると
ドリップコーヒー 0.06 g/100 mL
インスタントコーヒー 4.0 g/100 g
玉露 0.16 g/100 mL
煎茶 0.02 g/100 mL
ほうじ茶 0.02 g/100 mL
玄米茶 0.01 g/100 mL
ウーロン茶 0.02 g/100 mL
紅茶 0.03 g/100 mL
抹茶 3.2 g/100 g
実は煎茶や抹茶はしっかりとカフェインを含有しています。ちなみにエナジードリンクはメーカーにより大きく配合量が異なりますが32~300 mg/100 mL。
知らずにがぶがぶ飲んでいるとエナジードリンク並みにカフェイン量が多くなってしまうことも。
夏は汗で塩分も失われるのでスポーツドリンクが一番だといわれていますが、スポーツドリンクは糖分の含有量も多いので、ダイエット中の方や血糖値を気にしている方には不向き。そこで、おすすめのカフェインレスドリンクを紹介させていただくと、ベスト3は以下の通り。
1位→塩入りドリンク(塩レモン、梅塩など。糖分量注意)
2位→麦茶
3位→ルイボスティー
やはり本当に熱中症が気になるようなイベントの時は積極的に塩分も摂りましょう。麦茶は、カフェインレスかつお子様にも飲みやすいのでみんなで飲めます。ルイボスはカフェインレスなのにポリフェノール量が多く、美容面でみてもバランスGOODなドリンクです。
カフェインを減らすことで胃腸の刺激がなくなったり、睡眠の質が良くなる方もいます。最近は緑茶やコーヒーも水出しでカフェインレスの仕様のものも増えていますので、お茶好き、コーヒー好きな方はカフェインレスもうまく活用してみてください。
(安藤恵美)
配信: アサジョ