「文句が多い人」への接し方
では、身近にいる「文句を言う人」に対して、どのような接し方をすればよいのか、対処法について考えてみます。
文句を言う人は抑圧を解放させたいわけですから、それを抑圧することは最もやってはいけないことです。関係性によっては、さらなる圧力で発散させようとする可能性があるので、軽く聞き流すのが一番です。
文章であれば、自分の判断で中断することができるので、聞き流すことができない場合は「文章で送ってください」と伝え、受けるストレスを自分で調整する方法もあります。
最後に。「文句を言わないと気が済まない」と自覚している人が、こうした自身の性質を変えたいと思ったときに、どうしたらよいのかを1つ提案したいと思います。
まず「自分が発した言葉は、そのまま自分も受け止めている」ことを意識してみましょう。SNSなどで発信する癖のある人は、その文章をポストする前に、自分で声に出して読んでみてください。
先述したように、音はエネルギーです。音読を何度か繰り返して自分の心が疲れたと感じたとしたら、それは、他人に自分のストレスを押し付けていることになります。
また、「もっとこうすればいいのに」といった、自分の正義や向上心から文句を言っている人の中には、実は心から改善を求めているのではなく、「そうした意見を持つ自分を認めてほしい」という承認欲求だけで文句を言っているケースもあります。
自分の抑制された欲望を、他人を不快にさせて発散させようとしていませんか。心当たりのある人は、他人を不快にさせて発散するのではなく、「昇華」させていくことを心がけてみてください。
配信: オトナンサー
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