井筒八ッ橋本舗の歴史
文化二年初代津田佐兵衞が業を起こし、そこから井筒八ッ橋本舗の歴史がスタート。
代表銘菓「井筒八ッ橋」は、箏曲八橋流(そうきょくやつはしりゅう)の創始者・八橋検校(やつはしけんぎょう)に由来している。
江戸時代、京都で作曲の日々を送っていた検校。常に物を大切にする検校は、特にお米を大切にしており、飯びつを洗うときに残るわずかな米のことが気になっていたという。
ある朝、検校は日頃世話になっている井筒茶店の主人「岸の治郎三」が、飯びつや桶を洗っているのに気付き、残った米を捨ててしまうのはもったいないと諭し、小米、砕米、そしてその残りの米に、蜜と桂皮末を加えて、堅焼煎餅を作ることを伝授。これが、京の堅焼煎餅の起こりと伝えられている。
その後、八橋検校は、貞享二年(1685年)その生涯を閉じた。井筒茶店も含め祇園の茶店中で検校を偲び、琴の形に仕上げた堅焼煎餅を「八ッ橋」と名付け売り出したところ、それが大流行したと伝えられている。
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■井筒八ッ橋本舗
住所:京都府京都市東山区川端通四条上る常盤町178
井筒八ッ橋本舗公式サイト:https://www.yatsuhashi.co.jp
井筒八ッ橋本舗公式Instagram:https://www.instagram.com/izutsu_yatsuhashi
(丸本チャ子)
配信: STRAIGHT PRESS
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