「脳梗塞の予防」についてよくある質問
ここまで脳梗塞の予防などを紹介しました。ここでは「脳梗塞の予防」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
脳梗塞の予防に効果的な運動について教えてください。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
1日30分以上の有酸素運動が好ましいです。無理のない程度の運動を続けることが大切であり、ウォーキングなどでも十分に効果があります。
コーヒーを含めたカフェインの摂取で脳梗塞発症のリスクを軽減することはできるのでしょうか?
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
中国で行われた研究では、紅茶やコーヒーなどのカフェイン摂取の多い人では脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高くなったことが報告されています。一方で、日常生活で摂取する程度のカフェインではリスクが変わらないとの報告も複数あるため、飲用を控える必要はないと考えられます。
脳梗塞を予防するために水分はこまめに摂取した方が良いですか?
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
動脈硬化の強い人(特に脳動脈の狭窄のある人)は脱水をきっかけに脳梗塞を発症することがあります。また脱水をきっかけに血液が濃縮することも脳梗塞のリスクとなるため、水分はこまめに摂取することが望ましいです。
編集部まとめ
脳梗塞は特に高齢者において介護が必要になる大きな要因の一つであり、予防と発症直後の迅速な治療が必要な病気です。脳梗塞は生活習慣病とも関連しており、脳梗塞の予防には生活習慣の改善、生活習慣病をすでに発症している場合にはその治療が非常に重要となります。
今回は脳梗塞の予防について概説いたしましたので、記事を参考に生活習慣の改善に取り組んでいただければ幸いです。
配信: Medical DOC