ガングリオンの治療
ガングリオンの治療は、保存的療法と手術の2つがありました。保存的療法は、注射器で中のゼリー状の物質を何回かに分けて吸い出すというもので、比較的簡単におこなうことができる点がメリットですが、手術に比べて再発の可能性が高いのがデメリットだそうです。
一方の手術は、治療効果が高く、再発の可能性が低い点がメリットですが、どうしても大掛かりになってしまい、切開するので高齢になればなるほど傷が治るのに時間がかかるのがデメリットだそうです。祖母の場合は、左手をあまり頻繁に使わないことから、保存的療法を選択しました。
私は治療には立ち会っていないので、話を聞いただけですが、注射器を刺してもあまり痛みもなかったとのことです。少し大きかったので、回数は多くなってしまいましたが、治療の結果、コブは随分小さくなり、元々の手の膨らみなのかどうなのかと思えるほどにまでなりました。それでも、半年ほどでまた大きくなってしまうことも。初めて治療してからもう10年以上がたちますが、大きくなる頻度は定まっておらず、早く大きくなるときもあれば、なかなか大きくならないときもあるようです。
まとめ
初めて気付いたときはかなりびっくりしましたが、正体がわかり、治療方法がわかってからは驚くこともなくなりました。「まひしている側はどうしても異常に気付きにくい」と先生も言っていましたが、感覚がないということは痛みや異常に気付きにくいというデメリットがあるのだと改めて気付かされた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
著者:大沢花/女性・主婦
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)
著者/シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!
配信: 介護カレンダー
関連記事: