2024年土用のうなぎは【すき家】を選んで! 栄養士が牛丼チェーン3社のメニューを比較


写真ACより

8月5日は土用の丑の日。人気の牛丼チェーンもうなぎを使ったメニューを期間限定※で提供しています。そこで今回は管理栄養士の猪坂みなみ先生に、人気の牛丼チェーン「吉野家・松屋・すき家」で食べられるうなぎメニューの特徴や、健康的においしく楽しむ方法を教えてもらいました。

※吉野家は通年で販売

目次

・うなぎの栄養素的な特徴&食材との相性

・【吉野家】うなぎメニュー

・【松屋】うなぎメニュー

・【すき家】うなぎメニュー

・管理栄養士のベスト1

うなぎの栄養素的な特徴&食材との相性

――うなぎの栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) うなぎは、たんぱく質をはじめ、ビタミンAやビタミンD、ビタミンE、ビタミンB群などを豊富に含んでおり、とても栄養価が高いです。そのため、夏バテ予防にも良いといわれますね。ただし脂質が多くカロリーが高めですので、食べ過ぎには注意したい食材です。

――うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いという説がありますが本当ですか? また、相性の良い食材を教えてください。

猪坂 うなぎと梅干しの食べ合わせがよくないというのは、「うなぎに含まれる脂と梅干しの酸はどちらも胃腸に刺激があるため、一緒に食べると消化不良につながる」というような考えから生まれた説のようですね。

 確かに脂質の多い食材は消化に時間がかかるので、たくさん食べると胃腸への負担が大きいのは事実です。しかし、梅干しを一緒に食べたからといって、それが直接的に特殊な体調不良を引き起こすわけではないので、食べ合わせの面では特別「梅干しがNG!」ということはありません。気にしなくて大丈夫ですよ。

 うなぎと相性の良い食材としては、やはり脂が多いので、余分な脂の吸収を抑えてくれる水溶性食物繊維を含む食材がおすすめです。「ご飯に食物繊維の多い大麦を混ぜる」、「わかめやオクラなどの味噌汁をプラスする」、「里芋の煮物を添える」などのひと工夫で、水溶性食物繊維を含む麦や野菜、海藻、芋類を合わせるようにしてみてください。

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