食へのこだわりが強いイタリア人。
野菜や果物はスーパーではなく、農家直営の青空市場で買うという人も少なくありません。
個人商店と同様、市場での買い物はおしゃべりとともに進行します。
「先週のオレンジは全然甘くなかった」「いちごはまだ出てこないの?」というお客さんの文句も上手にさばくのが、市場の店主たちです。
またちょっと変わった野菜があって「これはどんな風に料理するの?」などと尋ねようものなら、お客さん同士で会話が弾むことも。
こんな会話を毎週のように交わしていれば、自然に親しみがわいてきます。
常連さんとなったお客さんには、買い物の際にいろいろなおまけがつきます。
イタリアンパセリだったり人参やレモンであることも。
アーティーチョークの時期にはメントゥッチャと呼ばれるミントをもらえます。
アーティーチョークをローマ風に料理するときの必需品ですが、なかなか入手が難しいためお客さんは大喜び。
夏が近づいてトマトが売られるようになると、おまけはバジリコになります。
紙袋からぷんぷん匂うハーブの香りは、イタリア生活に彩りを与えてくれます。
配信: ワウネタ海外生活
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