「メラノーマの生存率」はどのくらい?検査・治療法も解説!【医師監修】

「メラノーマの生存率」はどのくらい?検査・治療法も解説!【医師監修】

メラノーマの生存率についてよくある質問

ここまでメラノーマの生存率・検査方法・治療法などについて紹介しました。ここでは「メラノーマの生存率」についてよくある質問にMedical DOC監修医がお答えします。

メラノーマの人口あたりの罹患率はどのくらいですか?

高藤 円香医師

メラノーマを含む皮膚がんの人口10万あたりの罹患率は20.0例です。罹患率とは新たに診断される患者さんの割合のことです。メラノーマは皮膚がんのうち12%程度ですので、ほかのがんと比較してめずらしいがんとなっています。

メラノーマの人口あたりの死亡率はどのくらいですか?

高藤 円香医師

メラノーマを含む皮膚がんの人口10万あたりの死亡率は1.4人です。日本におけるメラノーマでの死亡数は、この40年間で4倍程も増加しているといいます。

編集部まとめ

メラノーマは皮膚のメラニン組織を生成するメラノサイトががん化したものといわれています。皮膚・粘膜・爪にほくろのように表れ、知識・経験のある医師でもほくろとメラノーマの識別を肉眼だけで行うことは困難です。

進行が大変早いという特性が治療を困難にしており、診断時にメラノーマが別の臓器に転移していた場合の5年後の生存率は16.5%です。

治療法は病気の進行度によって異なりますが、早期であれば手術で患部を切除し、再発・転移を抑えるため薬剤・放射線でがん細胞の除去を目指します。

メラノーマの治療は薬品開発の分野を中心に日々進化しています。メラノーマと診断されたならば、信頼できる知識・経験豊富な医師と相談しながら治療を進めましょう。

関連記事: