夏の艦艇見学に行ってみた!
みなさん艦艇見学イベントってご存知ですか?
海上自衛隊の護衛艦を中心に様々な艦艇が日本全国の港に立ち寄り一般公開を行う催しです。
実はめちゃくちゃ人気イベントで開催時間前から長蛇の列になることもしばしば。
そして今年の夏!愛媛県は、熱い艦艇見学シーズンを迎えました。
護衛艦 「ふゆづき」に加え、日本最大護衛艦「いずも」も愛媛県内に初めて寄港。
「いずも」の全長は約250mで、戦艦大和に匹敵する大きさ。
スケールの凄さが伺えます。
今回はこの艦艇見学イベントを通しながら自衛官の方にも触れていきます。
護衛艦 ふゆづき来航!
2024年7月13日(土)~15日(月)の3日間、松山港外港地区第1埠頭2号岸壁にて護衛艦「ふゆづき」の一般公開が実施されました。
天候に恵まれず雨が降ったり止んだり、初日は午後からの公開で大雨の中、驚きの1000人余りも来場。
自衛官の方もかっぱを着て対応する悪天候でも大勢の方が集まりました。
2日目に訪れたのですが、余裕をみて受付開始1時間前に到着してもこの状況です。
合計3日間で5400人もの方が乗艦しています。
一般公開だと甲板を中心とした見学になりますが、今回は特別公開枠でお邪魔しました。
特別公開は、18歳~32歳の方で自衛隊入隊を考えている方へのスペシャルイベントです。
自衛官の方はみんなフレンドリーで、イマナニスタッフ・ミッツーもすっかり仲良しに。
高まる気持ちを抑えて「ふゆづき」にいざ乗艦。
ふゆづきは、海上自衛隊・護衛艦の中では中規模サイズで主力イージス艦をサポートし防空するのが役目です。
あきづき型護衛艦の4番艦であり艦名は「冬空に高く輝く、凛冽とした冬の夜を照らす月」に由来しています。
艦橋側に旗が並んでいるのですが、この旗の柄はアルファベットを示しており「ウエルカム」を示しています。
さり気なく歓迎ムードを高めてくれているんです。
最初にお出迎えしてくれたのは、高性能20㎜機関砲・通称ファランクス。
タイミングよくデモンストレーション中で、銃口を左右上下に動かした後、発砲の模擬展示まで披露。
「ブーッ」ってほんの一瞬音がしただけですが、「お~っ」という歓声と共にテンション瀑上がりです。
その後、62口径5インチ単装砲やMk41垂直発射装置(VLS/VLA)など説明を受けます。
62口径5インチ単装砲。
ステルスを意識した角々デザインはメカ好きな人の男心をくすぐります。
VLS 垂直発射システム。
発展型シー・スパロー短SAM(対空ミサイル)とアスロック(対潜ミサイル)を一つのシステムにまとめたMk41垂直発射装置で艦橋前に装備。
個人的には魚雷対策での投射型静止ジャマ-が気になって仕方なかったのですが、実物は高い位置にあって確かめることができず…残念。
甲板後部では、ラッパの音が響き渡っています。
みんなのリクエストに応えて好きな曲を即興で演奏してくれるなどユーモアもたっぷり。
金色に輝くラッパで独特の音色を聞くと海上自衛隊の雰囲気が一気に高まります。
艦上の様々な場所に自衛官の方がいて、色々な質問を穏やかに答えてくれますよ。
かなり専門的なことまで突っ込んでもわかりやすく説明してくれるので、ついつい話が長くなりますが、こうした機会って普段ないので本当に楽しいです。
配信: イマナニ