7月31日、モデルの水原希子がInstagramにアップした写真に、ネットが騒然としています。竹林のなか、一糸まとわぬ姿で竹に抱きつくショットは本当に美しく、「妖精みたい」などの賛辞と14万いいね!が集まっています。
一方で、「きこちゃん応援してるけど、裸にならなくていいんだよ」「方向性、違くない?」と、“脱ぎすぎ”を心配するファンのコメントもありました。
「愛と調和に満ちた縄文時代に戻ろう」
このショットは、水原希子が今年2月に立ち上げたコスメブランド「kiiks(キークス)」が発売した竹水フェイスミストを紹介するもの。「製品は全て自然由来で、ひとつひとつ手作り。自分にも地球にも気持ち良い商品作りを目指します」(kiiks公式サイトより)ということで、自然や宇宙に関心が高い彼女らしいコンセプトです。
ただ、ちょっと気になるワードが。それは「縄文時代」。ブランド公式サイトには、水原希子の写真と共に、こう書かれています。
「縄文時代は約一万年にわたり、愛と自然との調和の中で続き、最も愛に満ちた時代だと言われています」
「自然から多くの知恵を得て生きてきた縄文時代の人々のように、自然との調和と共存を目指しています」
「私たち自身も、この大自然の一部であり、縄文時代から山や海の恵みを頂き里山を育ててきたはずです……kiiksではこの大自然の流れに沿った物作りを目指しています」
Kiiksのコンセプトは、「縄文に戻ろう」ということらしいのです。全裸なのは、過激やエロスではなく、縄文人文脈なんですね。今回、多くのメディアが竹林ヌードを取り上げましたが、「縄文」には誰も気づかなかったようです。
縄文=ユートピア説はまちがいかも
スピリチュアルやオカルトに詳しい人なら、ここでピンと来たでしょう。
「“縄文カルト”が、また勢いを増しているのです。農耕が伝わる前の縄文時代は、闘いがないユートピアで、本来の日本人の姿であり、縄文に戻るべきだ――という思想は、戦後くりかえしハマる人が出現しました」(スピリチュアルに詳しいライター)
ところが近年、縄文時代の人骨に斧などで穴をあけられた例がいくつも見つかっていて、2024年には東京大学からも縄文の殺傷人骨についての論文が発表されています。つまり、縄文時代は殺し合いのないユートピアという説に疑問が出ているのです。
配信: 女子SPA!