「糖尿病と膵臓がん」の関係性はご存知ですか?膵臓がんの予防法も解説!【医師監修】

「糖尿病と膵臓がん」の関係性はご存知ですか?膵臓がんの予防法も解説!【医師監修】

糖尿病と膵臓がんの関係についてよくある質問

ここまで、糖尿病と膵臓がんの間には密接な関係があることを解説してきました。ここからは、糖尿病と膵臓がんの関係性のなかからよくある質問について紹介していきます。

糖尿病・膵臓がん治療を並行して行う場合の注意点を教えてください。

久高 将太医師

すい臓がんの治療ではがんの進行具合などにもよりますが、選択肢として手術・抗がん剤などの薬物治療・放射線治療があります。これらの治療の安全性を高めるためには、血糖コントロールを乱さないことが重要です。なぜなら、糖尿病によって血糖コントロールが乱れていると放射線による皮膚トラブルによる感染症など、治療による合併症が増加します。治療に伴うトラブルを減らすために、まずは血糖コントロールを良好に保つことが大切です。

膵臓がんの症状にはどのようなものがありますか?

久高 将太医師

腹痛や食欲不振、黄疸などがあります。黄疸など普段の生活でめったに出現しない症状が出現した場合はすぐに受診しますが、腹痛や食欲不振程度では受診しない方も少なくありません。この日常でよくある症状であるが故に受診の遅れにつながります。定期的にMRI検査などを行える人間ドックを活用してみるのもよいかもしれません。

編集部まとめ

膵臓がんは初期症状があまりないため、発見が遅れてしまいやすいがん種の1つです。人間ドックなどの定期健診による早期発見が予防につながります。

膵臓がんになるリスクとして、糖尿病・肥満・喫煙・飲酒など生活習慣が関りとして深いです。

生活習慣の改善を図るために、暴飲暴食を辞め運動習慣を取り入れることから始めてみましょう。

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