(4)セザンヌ「ストレッチカバーコンシーラー 01 ライト系」
全2色/660円
水や汗、皮脂に強いウォータープルーフ処方のリキッドコンシーラー。ピタッと密着してヨレにくく、小ジワに埋まりにくく、崩れにくい使用感です。伸びがいいので広範囲にも使いやすいです。01 ライト系は、明るめのベージュです。
47歳の肝斑とシミがカバーできるのはどれ?比べてみた
今回はブラシなどのツールは敢えて使用せずに、指で適量をのせ、ポンポンと気になる部分に軽く叩き込むように塗りました。
その結果について、レポートします。
手早く簡単にシミや肝斑をカバーするのに優れていると感じたのは、キャンメイクでした。スティックなので直接塗ってぼかすのも楽でした。ただ、粘度があまりないテクスチャーのせいか、指付けのせいか、マスクを着用する方は擦れて落ちてしまう可能性が高く、持ち運びの必要性を感じます。この結果を逆手に取って、筆者は外出先でのお直しに使用しています。
逆に密着力が高く、最も筆者のシミや肝斑をカバーしたのは、資生堂。テクスチャーが硬めなので、指付けの場合につい塗りすぎてしまう心配もなく、ムラにもなりにくく、使いやすいと感じました。ただ、カバー力が高いだけに、多く使用したり、広範囲に使ったりすると、厚塗り感が出てしまう印象がありました。
ザ・セムは非常にカバー力が高く感じられましたが、色のトーンをもう少し落としたほうがよかったのではないかという印象を持ちました。ツールや指ではなく、ブラシのほうが適しています。ただ、指付けしてもストレッチ性に優れ、ヨレたり、小ジワに入り込んだりしにくいのは好印象でした。
セザンヌもストレッチ性に優れているので、ヨレや小ジワなどには強い印象でしたが、カバー力は他の3品と比較するともう少し欲しいという印象を持ちました。
今回の検証結果を踏まえると、指付けなら資生堂が最も筆者のシミや肝斑のカバーにはぴったりでした。しかし、カバー力とモチの良さを追求するならザ・セムも非常に優秀で、ブラシ使いがおすすめです。
今回の検証は商品に優劣をつけるものではなく、4品ともシミや肝斑などのカバーに優れた商品であることに変わりはありません。シミや肝斑の濃さ、肌色などによって結果は異なる可能性があります。また、今回はあえて素肌にコンシーラーのみを使って検証しているので、ファンデーションを塗るともっと目立たなくなると言えます。ひとつの検証結果として参考にしていただけますと幸いです。
<文・撮影/遠藤幸子>
【遠藤幸子】
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachiko_en
配信: 女子SPA!
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