「余命1カ月の宣告」最期は家で…私たち家族が自宅でのみとりを決意した日【体験談】 

「余命1カ月の宣告」最期は家で…私たち家族が自宅でのみとりを決意した日【体験談】 

私は、認知症の祖母を介護するため、私の夫と子ども2人で一緒に暮らしながら介護にあたっていました。そんな祖母をみとるまでのお話です。

祖母の入院  

祖母は認知症がありながらも性格は明るく、子どもが好きということもあり、ひ孫もかわいがってくれました。ある日、祖母はデイサービスで膝を痛めたことをきっかけに、トイレを我慢するようになり、尿路感染がきっかけで敗血症(細菌やウイルスに感染することで全身に感染が広がり、さまざまな症状が出る病気)となり、入院することになりました。

尿路に毎日針を刺され、尿を採取している影響からか、うつ症状もひどくなりました。また、ごはんも食べなくなったのです。

余命1カ月の宣告     

当時はコロナ禍もあり、なかなかお見舞いに行けませんでした。体調も整わないまま、入院生活をしていく中で、祖母は「余命1カ月」と宣告されました。コロナ禍で病院に行けない背景もあり、私たちは自宅でのみとりを決意しました。

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