暑い時季に停電してしまったら、暑さにどう対処したらよいでしょうか。室内の温度上昇を抑える方法と、身体を冷やす方法に分けて屋内で過ごす際の暑さ対策を紹介します。冷却グッズも使って体が冷えるかどうか試してみます。
※あくまで停電という緊急時の暑さ対策ですので、平時は我慢せずにエアコンを使って熱中症を防ぎましょう。
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熱中症を防ぐには
熱中症とは、高温多湿の環境に身体が適応できず、体温調節機能がうまく働かなくなった状態のことです。めまいやけいれん、吐き気などを催し、ときには命の危険もあります。
熱中症を起こさないためには、睡眠を十分にとる、食事をきちんととるなど体のコンディションを整えることのほかに、水分補給・こまめな休憩・快適な涼しい環境で過ごすことが必要です。
しかし、停電すると、エアコンや扇風機が使用できず、快適な環境を整えることが困難になってしまいます。
電気を使わない方法でできるだけ暑さに対処するにはどうしたら良いでしょうか。室内の温度上昇を抑える方法と、身体を冷やす方法の2つに分けて対処法を紹介します。
室内の温度上昇を抑える
エアコンを使用したときのような快適さを再現するのは難しいですが、電気を使わない状況でもできる限り室温の上昇を抑えられるような工夫をしましょう。
・室内に差し込む日光を遮る
家に入り込む日差しを遮ると室温の上昇を抑えられます。遮光カーテンやシェードを閉めたり、無ければ布をかけたり、段ボールで日光を遮ることもできます。
風通しを良くする
屋内に熱がこもらないように、窓を開けて風通しをよくしましょう。2か所窓を開けて風の通り道を作ると効果が上がります。
窓を開けるときは、網戸を使って虫の侵入を防ぎましょう。虫よけスプレーなどを併用するとさらに安心です。
虫よけに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。
「夏の防災・レジャーに必須の「虫よけ」対策!何を用意すればいい」
配信: 防災ニッポン