「大腸ポリープができる原因」となる可能性の高い食べ物はご存知ですか?

「大腸ポリープができる原因」となる可能性の高い食べ物はご存知ですか?

大腸ポリープができる原因

大腸ポリープが発症する理由には、遺伝、生活習慣、加齢などの影響が考えられます。

遺伝

大腸ポリープは、遺伝的な要素が大きな原因としてあげられるため、家族や血縁者に発症者がいる場合は注意が必要です。
特に、遺伝性大腸がん・家族性大腸腺腫症・リンチ症候群などは遺伝が大きく関わってくるので、これらの疾患が疑われる場合には消化器内科など専門医療機関を受診して、早めに検査を受けることが重要です。

欧米化した食生活

日々の高カロリー食などの食生活・過度な飲酒・喫煙など生活習慣も大きく関わります。
肥満なども原因のひとつとなりがちなので、日頃から気をつける必要があります。
普段の食生活などを始めとする生活習慣が、大腸ポリープの発症率に関連していると指摘されています。通常では肉類など動物性脂肪を多く摂取する、あるいは食物繊維の摂取が乏しい食生活の欧米化に伴って本疾患が発症しやすいと考えられています。

加齢

大腸ポリープの発症は40歳過ぎから多くなり高齢になるほど発症しやすくなります。
大腸ポリープという病気は、わが国ではこの20年間で増加の一途をたどっており、おおむね40歳代ごろから罹患率が増加し始めて、年齢が上がるにつれて発症しやすくなる疾患と考えられています。
したがって、特に40歳以上の方は、定期的な検査(大腸がん検査など)を積極的に受けるようにしてください。

「大腸ポリープの原因」についてよくある質問

ここまで大腸ポリープの原因などを紹介しました。ここでは「大腸ポリープの原因」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

大腸ポリープがあるとどのような症状が現れますか?

甲斐沼 孟(医師)

大腸ポリープがあると、腹部違和感、腹痛、嘔気・嘔吐、血便などの症状が出現する場合もあります。心配であれば、専門医療機関を受診して相談しましょう。

大腸ポリープができる可能性の高い食品や食生活を教えてください。

甲斐沼 孟(医師)

大腸ポリープができる原因のひとつとしては、脂肪成分を多く含む揚げ物や肉などの動物性脂肪を多く取る、あるいは食物繊維を習慣的に摂取しないなどいわゆる食生活の欧米化に関連する日々の食生活が発症誘因になると考えられています。

大腸ポリープを予防する食品はありますか?

甲斐沼 孟(医師)

じゃがいもなどの野菜や穀物、きのこ類など食物繊維を豊富に含んだ食品を摂取すると、大腸ポリープを予防できる可能性があります。

ストレスが原因で大腸ポリープができることは考えられますか?

甲斐沼 孟(医師)

大腸ポリープの直接的な原因はまだ明確ではありませんが、脂肪の過剰摂取や食物繊維不足のみならずストレスに伴う便秘症状が危険因子のひとつだと考えられています。便秘によって大腸内に貯留している便が発酵を起こすことで大腸ポリープ病変の引き金になると考えられています。

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