千葉県立現代産業科学館は、8月9日(金)~29日(木)の期間、世界的に有名なプラネタリウム・クリエイター大平貴之氏が制作・上映するオリジナル作品の上映会を開催!
大平貴之氏が開発した画期的な投影システム「MEGASTAR-FUSION」で、限りなく自然に近い星空を直径23メートルの大スクリーンに再現する。また、8月17日(土)・18日(日)には同氏が来館し、解説会を行う。
大平貴之氏について
大平技研代表取締役である大平貴之氏は、小学生の頃からプラネタリウムの自作に取り組み、それまでの常識をはるかに超える投影機を次々と開発。現在は、日本のみならず世界各地にプラネタリウムを設置するほか、イベントプロデュースや他分野とのコラボレーションなど活躍の場を広げている。現代産業科学館では、平成18(2006)年から同市の作品を上映している。
プラネタリウムには光学レンズ式とデジタル式があり、光学レンズ式は鮮明な星の再現が可能だが、風景などの映像を重ねることは難しいという。一方、デジタル式は映像を重ねることはできるものの、鮮明な星を再現できなかったという。
今回使用される「MEGASTAR-FUSION」は、両者を融合した技術。光学式で鮮明に再現した星に、デジタル高画質プロジェクターで風景や飛行物などの映像を重ねることで、現代産業科学館の23メートルの大スクリーンに臨場感ある星空を再現する。
全3プログラムを上映
今回、大平貴之氏が制作したオリジナル作品から、人気の3作品を上映。
「千葉の星めぐり」から小湊鉄道の線路沿い (c)Ohira Tech
「千葉の星めぐり―150年の歩みとこれから―」は、小湊鉄道の線路沿いや、養老渓谷の神秘的な空間、産業の発展を感じる東京湾岸の工場群など、千葉県内で見られる星空の下へ案内してくれる。
日時は、8月9日(金)~29日(木)の期間は11:00~11:30・15:45~16:15で、8月23日(金)・25日(日)は13:15~13:45・17:00~17:30だ。
「星のある風景―旅―」 (c)Ohira Tech
「星のある風景―旅―」では、東京都心や横浜みなとみらいの夜景を楽しんだ後、鉄道に乗って山奥へ。目の覚めるような光景が広がる。
日時は、8月9日(金)~18日(日)の期間は9:45~10:15・14:30~15:00、8月20日(火)~29日(木)の期間は13:15~13:45。8月23日(金)・25日(日)は14:30~15:00だ。
「Ancient Stars」 (c)Ohira Tech
「Ancient Stars―50万年前の星空―」は、人類のルーツを探す旅に出かけるプログラム。人類が文明への階段をのぼりはじめた時、遠い祖先はどんな星空を見上げていたのか探ってみよう。
日時は、8月9日(金)~18(日)の期間は13:15~13:45、8月20日(火)~29日(木)の期間は9:45~10:15・14:30~15:00。8月23日(金)・25日(日)は11:00~11:30・15:45~16:15だ。
また、8月17日(土)・18日(日)には、大平貴之氏による生解説を実施。両日11:00~11:30・15:45~16:15の1日2回行われる。
7月27日(土)~9月1日(日)の期間で開催中のサイエンスドームギャラリー展示「MEGASTARへの道」にも注目。大平貴之氏が学生時代に製作した投影機などを展示し、世界最先端のプラネタリウム投影システム「MEGASTAR-FUSION」開発に至るまでの軌跡を紹介している。
さらに、千葉県立現代産業科学館に隣接するニッケコルトンプラザ、市川市生涯学習センターと連携して、8月8日(木)に本の読み聞かせ会「宇宙と星の世界をたのしもう」を実施。市川市生涯学習センターの職員が宇宙と星に関する本の読み聞かせをしてくれる。
プラネタリウム上映会は、予約が必要。上映会の詳細や予約については、下記URLから確認しよう。
千葉県立現代産業科学館で開催されるプラネタリウム上映会に足を運び、素敵な時間を過ごしてみては。
■プラネタリウム上映会
会場:千葉県立現代産業科学館
住所:千葉県市川市鬼高1-1-3
会期:8月9日(金)~29日(木) ※8月19日(月)は休館
料金:一般500円、高校生・大学生250円(入場料含む) ※中学生以下・65歳以上・障害者手帳等を持つ人とその介護者1人は無料
予約詳細:https://www.chiba-muse.or.jp/SCIENCE/exhibition/page-1692951416375
(ソルトピーチ)
配信: STRAIGHT PRESS
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