亀岡市×ごみの学校「かめおか未来づくり環境パートナーシップ協定」調印式の様子
ごみの学校は、京都府亀岡市との連携により、資源循環型社会の実現を目指す「Circular Kameoka」プロジェクトを8月1日(木)より開始した。
このプロジェクトは、地域資源の有効活用と環境保全を通じて、ひと・もの・かねが循環する豊かなまちづくりを目指す。
世界に誇れる環境先進都市を目指す
亀岡市は、京都府の中心部から西に位置し、美しい自然環境に恵まれた地域。古くから交通の要所として栄え、歴史的な文化遺産も数多く残されている。
また亀岡市は、「日本の原風景」とも言える里山風景が広がり、四季折々の風景を楽しむことができる。農業が盛んで、特にお米や野菜の生産が地域経済の重要な柱となっている。
「レジ袋提供禁止条例」発信ポスター
2018年には「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」、2019年にはエコバッグの普及促進を図るため、アートの視点を取り入れた「KAMEOKA FLY BAG Project」を実施し、2020年には「亀岡市ポイ捨て等禁止条例」や全国初の「亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例」を制定するなど、全国に先駆けた取組を推進し、世界に誇れる環境先進都市を目指している。
3つの柱を中心に進める
今回スタートした「Circular Kameoka」プロジェクトは、地域の資源循環を推進し、ひと・もの・かねが循環する豊かなまちづくりを目指す取り組みで、3つの柱を中心に進めていく。
1つ目の柱は「市内外へのPR事業」だ。亀岡市の資源循環に関する取り組みを広く発信し、地域の魅力を高めていく。8月1日(木)には亀岡市内のサーキュラーエコノミーに関する取組を取り上げたWEBメディア「Circular Kameoka」をリリースし、市内の事業・企業・場所などを掘り下げて紹介していく。このメディアは亀岡市内外のステークホルダーに向けて、資源循環の重要性と実践例を広く伝えるための重要なプラットフォームとなる。
このメディアを通じて、市内の事業・企業・場所などを詳細に紹介し、地域の魅力を国内外に発信していく。また、市内外のステークホルダーからのフィードバックを受け取りながら、資源循環に関する情報を蓄積し、共有する場として機能していく。
2つ目の柱は「資源循環事業創出」。市内事業者との連携を強化し、新たな資源循環事業を創出する。ごみを出さない新しい観光体験を提供するプラごみゼロツーリズムや、企業・組織向けのサーキュラーエコノミーに関する研修やフィールドワークの実施など、先進的なプロジェクトを展開し、地域内外を巻き込んだ事業を展開していく。
3つ目の柱は「共創実証実験」。企業や自治体、大学などと連携し、最新技術やサービスの実証実験を実施していく計画だ。これにより、亀岡市内の資源循環のレベルを向上させ、全国のモデルケースとして発信していく。
配信: STRAIGHT PRESS