障害者のいる家族みんなが、⾃分らしく⽣きていくための⽅法を⼀緒に考える「親なきあと問題」の専門家チーム「あしたパートナーズ」。
同団体は、障害者の子をもつ家族が集まる「親なきあと問題」専門のオンラインコミュニティ「あしたね」を、8月1日(木)にオープンした。
経験豊富な専門家が家族によりそう
「親なきあと問題」とは、障害のある子の親が亡くなってしまったあと、その子の「住む場所」「生活や就労」「お金のこと」「きょうだいのこと」「事業継承」などをどうしていくかという問題を指す。
「親なきあと」に相談しようと思っても、どこに相談して良いかわからない、まだ先のことだと思って後回しにしてしまう、日々忙しくて家族で話す機会が作れない、感情的になってしまって話し合いが前に進まないなど、親なきあとの準備を家族だけで進めていくことは非常に大変だ。
家族間で話を進めていくことが難しいこの問題に対し、第三者である経験豊富な専門家が家族によりそい、段取りを組んで、話を進めていくことが親なきあとの準備を進めるために必要なことだと同団体は考えている。
その人らしい今日とあしたを生きられるよう
「親なきあと問題」の専門家チームである「あしたパートナーズ」は、「親なきあと問題」について悩みを抱えられている障害者家族が孤立することなく、また住んでいる地域や年齢に関係なく、いつでも情報収集やほかの当事者家族や専門家への相談ができるようにと、オンラインコミュニティ「あしたね」を開設した。
「重要だけど急ぎではない」と思われてしまう「親なきあと問題」について、家族からの相談対応、生前対策から、親なきあとが発生してからの家族のサポートまで、経験豊富なメンバーが対応する。
親が元気なうちに準備をしっかりとしておくことで、親の心配を取り除き、親なきあとも本人・きょうだいがその人らしい今日と明日を生きられるように、同団体は日々活動している。
配信: STRAIGHT PRESS