【千葉県】船橋市の図書館で、LGBTQやジェンダーをテーマにしたブックフェア開催。学生が選書

千葉県船橋市を拠点に活動するJASH日本性の健康協会(以下、JASH)は、8月1日(木)~31日(土)の期間、LGBTQやジェンダーをテーマにしたブックフェアを、船橋市西図書館で開催している。

また、10月には東図書館で、ブックフェアの図書コーナーが展示される。

学生ボランティアらによる手作りのブックフェア

このたびのブックフェアは、ふなばし夏のボランティア体験で集まった学生ボランティア13名とJASHのユースメンバーが、企画から選書、POP作りや展示準備までをすべて手作りで実現した。

2024年キックオフミーティングの様子

2024年ブックフェア展示作業

7月21日(日)のキックオフミーティングで、中学1年生から高校3年生までのメンバーが、LGBTQの基礎知識も学びつつテーマを決定。また、ブックフェアのタイトル「キミイロって何色?~消えない虹をキャンバスに~」も決定した。

自分らしくってどういうことだろう。君らしさってなんだろう。セクシュアリティ、ジェンダー、性の健康等に関する本を通じて、 君が自分らしくいられるたったひとつの「キミイロ」を見つけてほしい。 心のキャンバスに消えない虹(キミイロ)をかけてほしい。そんな思いで、学生ボランティアメンバーがブックフェアを開催している。

ブックフェア開催の意義

昨年の千葉県船橋市の学生ボランティア交流会では、300人近くいた中高大生のほとんどがLGBTQという言葉を知っていると回答したそうだ。今、柔軟な思考をもつ学生たちと共に、性について安全安心に話す機会を経験し、情報や知識を得ていくことは、JASHの考える「性について話せる人×場所(機会)×知識(情報)=性のwell-beingの基礎」であり、学生との協働で生まれる発信はダイバーシティ教育の推進にとっても大きな波になると感じているという。

ブックフェアは、学生の思いや思考を社会に届け、概念のアップデートをする大きな機会であり、彼らにとってもまた性について考え表現する経験でもある。

関連記事: