食事処から弁当専門店に
しばらくはイートインとテイクアウトを両方行っていたが、三代目樋口松次郎の時代に、食事処から弁当専門店に業態変更した。三代目は、利用者から「弁当屋の松次郎」という愛称で呼ばれていたため、屋号もそれを縮めて「弁松」に。これは、嘉永三年(1850年)、ペリーが来る3年前の出来事だ。
時代は明治に移り、一時高級路線に走ったりしつつ、関東大震災と戦災で二回店は焼けたが、それでもしぶとく現代まで弁当を作り続けている。
濃厚な酢飯に具が散りばめられた「夏ちらし」
そんな日本橋弁松総本店の夏の定番商品「夏ちらし」が、今年も登場。びっくりするくらいの濃厚な酢飯に、茗荷や椎茸、海老などが散りばめられている「夏ちらし」。弁松定番の玉子焼や野菜の甘煮、人気のつとぶ(生麩の一種)なども入った、夏にぴったりの弁当だ。日本橋弁松総本店の特徴である、江戸から続く甘辛の濃ゆい味のおかずが経木の折箱に詰められており、どこか懐かしさを感じられる。
価格は一折1,296円(税込)。販売は、日本橋三越本店、銀座三越、伊勢丹新宿店、大丸東京店、日本橋高島屋、新宿高島屋の弁松売場もしくは弁松商品取り扱いコーナーにて。
弁松の最新情報は公式Xで配信中。弁松公式グッズストアでは手ぬぐいや怪しいグッズを販売しているので、こちらもチェックしてみて。
日本橋弁松総本店の夏の定番商品「夏ちらし」を味わって、江戸の面影が残る甘辛の濃ゆい味を体験してみよう。
日本橋弁松総本店公式サイト:https://www.benmatsu.com
弁松公式グッズストア:https://benmatsu.shop
弁松公式X(旧Twitter):https://x.com/benmatsu1850
(山本えり)
配信: STRAIGHT PRESS
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