精進ごはんに欠かせない、2つの食材をご紹介
動物性の食材を使わないというルールのある精進料理では、大豆製品やお麩、ナッツや豆などがよく使われています。
本書では数ある食材の中でも、青江さんが特によく使う「精進ごはんの定番食材」が紹介されています。この中から、代表的なものを2つ抜粋してご紹介しましょう。
豆腐
大豆から作られる豆腐は、タンパク質を豊富に含んでいるうえ、料理にボリュームが出るので、肉のかわりとして精進ごはんに使われます。幅広い調理方法や味付けに合う使い勝手のよい食材なので、精進ごはんを作りたいと考える際には、ぜひ用意しておくとよいでしょう。
高野豆腐
豆腐を凍らせて乾燥して作られる高野豆腐は、調理するとスポンジのように汁を吸って、独特の弾力が出るのが特徴。また長期保存がきくので、常備しておくと便利ですよ。
精進ごはんレシピ「豆腐のみそ漬け」と「高野豆腐の唐揚げ」
「豆腐のみそ漬け」と「高野豆腐の唐揚げ」はどちらも簡単に作れるので、精進ごはんの入門にぴったり。今まで味わったことのない、豆腐や高野豆腐の新たなおいしさを発見できるはず。
豆腐のみそ漬け
豆腐の甘みとみその旨みで、やさしい味わい。じっくり1日寝かせることで、味わいが深くなります。みそと塩麹、2つの発酵食品も食べられる一品です。
材料(作りやすい分量)
絹ごし豆腐……1/2丁(約150g)
(A)
みそ、みりん……各大さじ2
塩麹……大さじ1
作り方
1. 豆腐はペーパータオルで二重に包み、皿などで重しをして20分ほどおき、水けをきる。
2. ボールにAを入れてよく混ぜる。
3. 2の半量を保存容器に入れ、1をのせる。残りの2をかぶせる。冷蔵庫に入れて1日ほど漬ける。
高野豆腐の唐揚げ
外はカリッ、中はもちっとした食感。肉の唐揚げとはまた違う、意外なおいしさを楽しめます。
材料(作りやすい分量)
高野豆腐……1枚(約17g)
(下味)
みりん……大さじ2
しょうゆ、酒……各大さじ1
おろししょうが……小さじ1
片栗粉、揚げ油……適量
作り方
1. 高野豆腐は水につけてもどし、水けをぎゅっと絞って角切りにする。
2. ボールに下味の材料を入れてよく混ぜ、1を加えてかるくもむ。
3. フライパンに揚げ油を入れて低温(160〜165℃)に熱し、2に片栗粉大さじ2をまぶしながら入れる。からりとするまで3~4分揚げる。
配信: クックパッドニュース