「コーンフレークはダイエットに適している」という意見がある一方で、「むしろ太る」という説も散見されますが、果たしてその真相はいかに。「管理栄養士」の森さんに解説していただきました。
※この記事はMedical DOCにて【「朝食にコーンフレーク」は太る? 痩せる? ダイエットにコーンフレークは適しているのか管理栄養士に聞く】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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監修管理栄養士:
森 浩子(管理栄養士)
栄養士・管理栄養士歴25年、特別養護老人ホーム、保育所給食、行政栄養士など幅広く経験。実際に調理現場にも長く立ち多職種の方々と一緒に働いた経験をいかして活動中。
編集部
ずばり、コーンフレークを食べると太りますか? それとも痩せることができますか?
森さん
コーンフレークに限った話ではありませんが、実際のところ太るのか・痩せるのかについては、食べ方次第となりますね。
編集部
それではどのような食べ方をしたら太ってしまうのでしょうか?
森さん
コーンフレークによって太ってしまう原因は以下の4点が考えられます。
・美味しいからといって食べすぎてしまう
・チョコやストロベリー味など、甘いコーンフレークを食べている
・牛乳をたくさんかけて食べている
・コーンフレーク以外の食事でカロリーを摂りすぎている
食べ方や選び方を間違えると、反対に太ってしまう原因になります。サクサクと口当たりもよく食べやすいので気を付けないといけませんね。
編集部
コーンフレークを食べても太らないためにはどのようなことを意識するといいのでしょうか?
森さん
まず、コーンフレークそのもののカロリーを確認してみましょう。一口にコーンフレークといっても、チョコ味やストロベリー味など様々です。たくさんの種類があるので、毎日食べても飽きないのはメリットかもしれませんが、食事というよりもお菓子に近いような甘い商品には注意が必要です。シンプルなものと甘味を付けたものでは、100kcal近くエネルギーに差があります。
編集部
ほかにもポイントがありましたら教えてください。
森さん
牛乳をたっぷりかけて食べる人も多いと思いますが、牛乳をたくさんかけて食べるとその分カロリーが増えてしまいます。このような食べ方をする場合は、ほかの食事でもカロリーに気を付けたり運動したりして、消費エネルギーを増やしていかなくては太ってしまうことになります。牛乳を低脂肪のものにしたりプレーンヨーグルトにしたりしてカロリーオフすることも効果がありますね。豆乳は牛乳よりもカロリーが低く腹持ちがよいので、こちらもおすすめです。
配信: Medical DOC