下歯槽神経麻痺やオトガイ神経麻痺の症状 | 親知らず抜歯後の麻痺やしびれは早めの相談

下歯槽神経麻痺やオトガイ神経麻痺の症状 | 親知らず抜歯後の麻痺やしびれは早めの相談

下歯槽神経麻痺の原因

親知らずを抜歯した後、麻酔が切れているはずなのに、過敏な痛み、舌の痺れ、会話のしづらさなどがある場合は、下歯槽神経麻痺(かしそうしんけいまひ)が疑われます。下歯槽神経麻痺(かしそうしんけいまひ)とは、下顎の親知らずを抜歯した際に、下顎の骨の中を通る下歯槽神経が損傷や圧迫を受けることで起こる神経麻痺です。

下歯槽神経は三叉神経(さんさしんけい)の第3枝領域のことで、下顎の歯、下唇、顎の皮膚など下顎周囲と舌の一部の感覚をつかさどっています。その下歯槽神経が損傷や圧迫を受けると、下唇や口角部、歯ぐきまで、麻痺やしびれの症状が起きてしまうのです。

オトガイ神経麻痺の原因

また、オトガイ神経と呼ばれる下歯槽神経の先端にある神経が麻痺してしまう、オトガイ神経麻痺と診断されることもあります。下歯槽神経麻痺やオトガイ神経麻痺の症状は、「過敏な痛み・舌の痺れ・会話のしづらさ」などが挙げられます。さらに、知覚の低下も引き起こすので、触れた感覚が鈍くなり「ヒゲを剃る際やご飯粒が頬についている」などの感触を感じづらくなってしまいます。

関連記事: