下歯槽神経麻痺やオトガイ神経麻痺の症状
ただし、下歯槽神経麻痺やオトガイ神経麻痺は、左右両方に現れることはなく、どちらか片方だけとなります。下歯槽神経麻痺やオトガイ神経麻痺の症状が現れると、水を飲んだり日常会話をしたりすることが難しくなるケースもあり、麻痺が長引くと表情筋に影響して、表情が歪んだりむくんでしまう二次的な症状につながるケースもあります。自覚症状としてはほとんどの方が、違和感と捉えて神経麻痺とは考えません。
症状が進行してから治療を施すと、完治までの期間が長くなってしまうので、冒頭にお伝えしているとおり、抜歯後に麻酔が切れているはずなのに、舌のしびれなど違和感がある際には、直ぐに歯科クリニックに相談することが重要です。
下歯槽神経麻痺やオトガイ神経麻痺の治療方法
治療方法は薬物療法・レーザー治療・星状神経筋(せいじょうしんけいせつ)ブロック療法・鍼灸治療などさまざまな治療法があり、歯科クリニックが症状を診断して適切な治療法を施します。下歯槽神経麻痺やオトガイ神経麻痺は、親知らずの抜歯のみならず、下顎への外科的手術を施した際に、偶然発症する症状となります。 最近、親知らずの抜歯手術を施した経験があり、何となく違和感のある、麻痺やしびれのある方は、歯科クリニックにご相談ください。下歯槽神経麻痺(オトガイ神経麻痺)であるか診断を行い、最適な治療を施すことが可能です。
配信: 医科歯科健診コラム